今年も残り数日になりましたが、年が明けて1月6日に「セラピスト2月号」が発売になります。
今号で取材した斉藤京子さんは、昨年10月に、在宅看護とアロマセラピーを施す地域訪問看護をスタートさせました。
斉藤さんは、かつて20年ほど看護師として病院に勤務していましたが、その際にIFA認定アロマセラピストの資格を取得します。
東日本大震災のときには大量の精油を抱え、被災地や避難所で多くの人たちにマッサージを施しました。
その活動は、やがて「元気を送るアロマ隊」という名を持つようになり、今でも大勢のアロマセラピストがボランティア活動を続けています。
その後も斉藤さんは、「看護師として、地域の中で患者さんに手当てを行いたい」と、自身のアロマサロンを「まちの保健室 看護ステーション」に改め、多忙な日々を送っています。
取材の過程で聞いた、心に残る言葉がありました。
「病気で苦しんでいるとき、患者さんが何より求めているのは心を込めた”手当て”なんです」
「人との触れ合いに価値がある時代が、絶対にやってくると思います」
そして、「人は、必ず誰かの役に立つために生まれてくると思っています」と言いました。
アロマセラピスト、エステティシャン、整体師、ボディワーカーと呼ばれる人たち。
また、手当ては行わないものの、心理カウンセラーやヒーラーたち。
これまで、様々なセラピストたちと出会ってきましたが、彼らの根底には、「誰かの役に立ちたい」という共通した想いがあるのではないでしょうか。
1年の終わりに出会ったセラピストの言葉から、セラピストの、そして人間の「根底にある想い」に触れることができました。
編集部I