エステティックグランプリの季節が近づいてきました。
昨秋から今年にかけて開催された「第1回大会」に引き続き、「第2回大会」も今年9、10、11月の3カ月間にわたり予選大会を実施。
全国からエントリーした全439サロンに、覆面調査員がお客さまとして潜入体験しました。
この結果を受けて、来年3月にパシフィコ横浜の舞台に立てるのは、わずか21サロンの代表者のみ。
今回、エントリーされたエステティシャンの方何名かに、この数カ月間、リアルタイムで話を伺う機会があったのですが、覆面調査員がいつ来るかわからない独特の緊張感は、未体験のものだったそう。
しかしながら、改めて自身の接客や技術、サロンのコンセプトを見つめ直すことができたとのこと。
覆面調査ということもあり、詳細な採点基準が設けられています。
ところが、「高得点を取るだけのために普段の接客を変えてしまうのは、決して本意ではないんです。結果的には、この考え方が良かったのでは?」との声も、数多く聞くことが出来ました。
調査員も人の子です。
多少、審査基準と違っていたとしても、素晴らしい技術と接客、そしてエステティシャンには高得点を与えてしまうのではないでしょうか?
今回、高得点を出した方も、期待通りの結果が得られなかったサロンも、エスグラにエントリーしたことによって、数カ月前の自分自身より確実に成長されていると思われます。
それこそが、この大会が開催される大きな意義なのではないでしょうか。
決勝大会に進出するエステティシャンたちは、数カ月後、さらに成長した姿を見せてくれるはず。
その姿を見るために、会場に足を運ぶことは、一つのセミナーを受けることと同じくらい、価値のあることだと感じています。
稲村