こんにちは。
セラピスト編集部のはんざわです。
先日、ロルフィングに行ってきました。
今回の10月号の記事にもなっているので、ぜひご覧いただきたいのですが、
ロルフィングとは、
「人間が重力に対してラクになるよう、身体を整え、統合するボディーワーク」
だと私は思っています。
人間は、重力によって、姿勢が崩れたり肩こりが起こったりする。
すると筋肉や内臓を包む筋膜組織が、緊張したり凝ったりするそうです。
それを、筋膜を伸ばしたり整えることで、重力に対して「あ~ラク~」と思えるようにしていくというもの。
ということで、第1回のセッションを受けてきました。
ロルフィングは10回に分けて、身体のあちこちを調整していき、最後に統合するというワークなのですが、第1回目は「呼吸しやすい身体にする」がテーマ。
何を隠そう、私は呼吸が苦手です。
つい最近、陸に上がってきた魚のように右肺が上手く吸えていない感があり、長く息を吐くことがあんまりできません。気づくといつも浅い呼吸をしています。
両肺でたくさん吸えて、思い切り吐くことができたらどんなに気持ちいいか・・、
それが今回の目標です。
まずセッションでは、身体の詳細な動きを見るため、上半身キャミソール、下はハーフパンツ、裸足になって写真をパチリ。
before・afterでどのくらい変化したか見るそうです。
それからベッドに横たわり、仰向けになりました。
で、いろんなワークがあって既にうろ覚えです・・ので、覚えてるところだけ書きます。
右手を挙げ、脇の筋膜を伸ばすようなワークがありました。
ロルファーさんが足下に向けて、筋膜を伸ばすような動きをされ、私に
「この力に逆らうように、手を伸ばしてください」とおっしゃいました。
言われたとおりに、伸びをすると、ぐいーんと身体が伸びている感があり。
整体などではないのですが、この伸びは気持ちいい~。
でも、私が気を抜くと、途端にこの効果は薄れてしまうので、集中し続けていなくてはならず。
これが、リラクゼーションとボディワークとの違いなのかもと思いました。
リラクゼーションは受け身なままでも身体は癒されますが、ロルフィングは身体教育。ロルファーと自分とが一緒になって自らの身体を整え、統合していくもの。
身体を良くしたい!という自発的な気持ち(と集中力)がより必要な気がします。
それから、膝の向きを直してもらったり、ももの裏を伸ばしたり、あっという間に90分。
起きあがって、写真を撮り、深呼吸をすると、明らかに吸っている空気の量が違うことが分かりました。
今までは、「肺の大きさは胃の上くらいまで」の認識だったのですが、「おへその下の方まで肺!」な感じなのです。
肺が背中側まで風船のように膨らみ、呼吸の度に背中が隆起します。
ロルファーさんは「セッションが終わっても、背中にも空気が入っていることを意識するといいですよ」とアドバイスしてくださいました。
(ちなみにafterの写真は見忘れてしまいました)
セッションが終わり、変化を一番実感したのが、セッションルームから屋外に出たときです。
「頭」が身体の上にちょこんと乗っている感じで、頭の重みが分からない。
視界が高くなっている。身長が伸びたみたいに、視野が遠くまで広がっています。
まるで、違う人の身体のなかに入っているみたいでした。
今も呼吸がラクなのが続いてます。ロルファーさん、ありがとうございます。
ロルフィングをして得られたことをまとめると、
・大きな呼吸
・自分の身体の中の動きに敏感になれたこと。身体のセンサーがほんの少しだけ鋭くなったこと(もう戻りました)
・健康になるのもうれしいのですが、いつもと違った身体の感覚が味わえたこと(他人の身体に入っている感覚??)
でしょうか。
10回受けたらまた面白い変化が感じられると思います。
次回以降も、セラピー体験談などについて書く予定です。