こんにちは編集部Tです。あっという間に全国で桜の開花宣言、からの満開ニュースが飛び交っています。どんな世相でも、桜の柔らかな色がパッと街を彩ると、どこかしら嬉しい気持ちになれてしまうのが不思議ですよね♪ この時期は会社近くにある桜の樹を、今か今かとパトロールするのが日課になってしまいます(*’v`*)
さてさて今日の本題に入りましょう! タイトルにも上げている“スーパーフード”キヌアですが、日本でも数年前からブームですので召し上がったことのある方も多いと思います。カフェ飯などでお目にかかる機会も増えました。アンデス地方原産の穀物(雑穀)で、「完全栄養食」と呼ばれるほどの高い栄養価で知られています。特に豊富とされるのが、以下の4栄養素。
・たんぱく質
・ミネラル
・食物繊維
・脂質
ですが、実はこのキヌア、妊活にも効果的な栄養素が詰まった“オールインワン・フード”なんだそうです! 教えてくれたのは、本誌で『セラピストのためのプラスの栄養学』を好評連載中の管理栄養士・川上えりさん。
「キヌアは妊娠に欠かせない栄養素を豊富に含みます。血流を良くしてデトックスや代謝を上げるために欠かせない鉄、精巣に高濃度に含まれ男性には特に必要となる亜鉛、そして胎のうから胎児に細胞分裂する際にとても必要となってくる葉酸。それらを一気に摂取できる万能フードなのです。(川上さん)」
【キヌアに含まれる“妊活サポート”成分】
・鉄…4.3㎎
・亜鉛…2.3mg
・葉酸…190μg
(データは可食部100gあたり)
出典元 : 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より
妊娠出産は、肉体から新たな肉体を生み出すものですから、言わずもがな身体が資本です。そして人体にはサイクルがあり、卵子は排卵を迎えるまで約6カ月、精子では約3カ月を要すると言われています。日頃から食事を意識し良質な細胞を保つことは、意外と近道になるのかもしれません。ちなみにキヌアの他には、アボカドもホルモン調整に一役買ってくれるおすすめ食材です。
発売中の『セラピスト4月号』では「体質改善で、赤ちゃんを育む身体を作る」をテーマに、詳しい栄養素のメカニズムやレシピを紹介しています。これから妊活に取り組む方、身体の準備を始めておきたい方へのアドバイスが盛り沢山なので、是非ご活用ください!(編集部T)
川上えり(かわかみえり)さん
管理栄養士。福岡女子短期大学を卒業後、介護施設や予防医学クリニックに務める傍らアスリートの栄養アドバイスを行う。独立し芸能人のボディメイクやトップアスリートの栄養サポート、子共から大人の食育など「食の自立」をテーマに活動中。