現在発売中の「セラピスト4月号」では、「セラピストのためのSNSブランディング」を特集しています。
自分自身や、サロンをブランディングするにあたって、まず考えなければならないことは、個性や強み、売りが何であるかを認識することです。
自分だけにしか出来ない手技がある。
心理学の知識であれば、誰にも負けない。
欧米やアジアの美容のトレンドを、すぐに入手できる。
などなど。
セラピストであれば、こうした知識や技術は必須です。
でも、セラピストだからこその「強み」といえば、やはり「人柄」なのではないでしょうか。
今号で取材した入澤安奈さんは、東京でセラピストになり数年間サロン勤務した後、地元群馬県に戻り、サロンを開業しました。
そして開業からわずか半年で、人気サロンになりました。
彼女の魅力と言えば、手技や知識はもちろんのこと、その人柄にあります。
例えば、お客さまからの質問に対する回答や、ホームケアのアドバイスは、出来る限りその場で対応します。
ただし、どうしても分からないことがあれば、必ず調べて後日お伝えしています。
時には、そのお客さまをケアするのに適した、別の専門家を紹介することもあるそうです。
その結果、地元の人たちにとって、「何かあったら、入澤さんに聞こう!」という存在になりました。
また入澤さんは、日々、お客さまの心身の回復に努めていますが、そのお客さまの幸せだけでなく、そこから繋がる先々を想像するのが楽しいと言います。
入澤さんのサロンに美容師さんが来店した時には、その方をケアして元気にしてさしあげることで、美容師さんが勤めている美容院にやってくるお客さまが喜ぶことを想像するのです。
いま、入澤さんのサロンの客層は、小学生から70代までと、広範囲に渡ります。
その理由は、いつでも真摯に対応する彼女の「人柄」にもあるのでしょう。
編集部I