次号の第1特集の取材が着々と進んでいます。
これまで、あまり触れることが無かった和の香りの魅力を知ることができる、
楽しい取材になっています♪
昔から日本では香りを楽しむ文化が盛んだったようですが、
“和精油”の歴史は浅く、まとまった資料や文献が少ないのが現状です。
和精油は、ヒノキやスギ、ヒバやアスナロといった樹木系と
ユズ、ミカン、日向夏、甘夏などの柑橘系の2つに大別されます。
(和ハッカやシソなどの和ハーブや、お花の精油も増えてきているようです)
取材をすすめていてまず驚かされたのが、日本の柑橘類の豊富さ。
上記の他に、河内晩柑、土佐文旦などのさっぱりした少し苦味のあるもの、
和歌や神話に登場する橘や鏡餅でおなじみの橙などなど。
できるだけいろいろなものをご紹介したいと思っています。
(先日インタビューした方が持ってきて下さった柑橘系精油。橘、湘南ゴールド、じゃばら、
シークヮーサー、小夏、ゆず)
(先日、展示会でみつけたすだちの精油。すだち特有のみずみずしい香りがしました!)
樹木系の特徴は地域性でしょうか。
例えば、同じモミでも中部地方のものと北海道モミでは、香りが異なってきます。
ヒノキやクロモジ、スギも、地域で異なります。
しかし、言葉と写真だけでは、なかなか香りの細かなニュアンスは伝わりにくいもの。
(こちらも展示会で見かけた和精油です。樹木系のものを10種類作っているラピアス電機さんのもの)
自分の出身地の精油を使ってみたり、今住んでいるところの精油を探してみたり…
ぜひ、皆さんお手に取って、それぞれの香りを試してみて下さい。
西洋の精油とは違った、なつかしい香りを体感できます!
編集部AKI