セラピストと介護の新たな可能性!
“動く”を育てるSME理論!
要介護者はもう増やさない!高齢者を活動的で幸福な生活に導く力を
あなたが持っています!!
SME理論とは?
S ストレッチ
M マッサージ
E エクササイズ
動かしにくい体でも、ストレッチとマッサージで動かしやすくしてからエクササイズを行なうことによって、身体機能向上とともに、能動的な“やる気”も向上する。それがさらに運動性を高め、プラスの相乗効果がどんどん生まれていく。
“運動”を大切にすれば
気分も体もよくなるスパイラル
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CONTENTS
第1章 “介護予防セラピスト”とは?
1 治すために本当に必要なもの
2 介護予防セラピストにこそできること
3 癒しの専門家「セラピスト」が次に目指すもの
4 高齢者を自立に導く「介護予防セラピスト」
5 介護予防セラピスト、7つの資質
6 「介護難民」「リハビリ難民」にならないために
コラム① 介護保険制度における高齢者の段階
7 人間の身体は、使わなければ確実に衰える
8 高齢者の特性を理解し、リスクマネジメントをする
9 介護予防セラピストは高齢者を支える一員
コラム② 地域における4つの「助」
第2章 介護予防セラピストになるために必要な基礎知識
1 私たちの出発~ゼロからチャンスを生かす
2 訪問鍼灸マッサージを続けるうちに……
3 「身体を動かすこと」の重要性に気づく
4 SMEの組み合わせが生む、プラスのスパイラル
5 重度者と接する中で痛感した「予防の重要性」
コラム③ 介護保険法第一章第四条
6 高齢者との関わりの中で~日常生活の困りごとを解消
コラム④ 国際生活機能分類(ICF)のしくみ
7 一番の敵は「筋力低下」ではなく「気力低下」
8 認知症の場合は専門のケアを
9 昔遊んだ記憶のあるものは拒否されにくい
10 高齢者は「できる」と「やる」がイコールになりにくい
11 何らかの支援が必要となった原因の1位は「関節疾患」
コラム⑤ マズローの5段階欲求
12 誰にでも起こりうる「高齢による衰弱」
13 「骨折・転倒」がきっかけで生活動作が困難に
14 日常に潜む、要介護のリスク
15 廃用症候群の様々な症状
16 「心身一如」、心と身体のつながり
17 廃用症候群を防ぐためにセラピストができること
第3章 高齢者に特化したSMEメソッド
1 「マイナスがあっても幸せに暮らせる」という視点
2 クライエントの「依存」を助長しない
3 エクササイズ(運動)することの大切さ
4 SME理論(メソッド)について
Ⅰ 介護ケアストレッチ【S】のポイント
1 最初にストレッチで緊張をゆるめる
2 車椅子は動きを押さえる拘束器具?
3 廃用を進行させる車椅子生活
【ストレッチのポイント1】ストレッチで身体と心の緊張をゆるめる
【ストレッチのポイント2】回数を分け、最初は小さく、徐々に大きな動きに
【ストレッチのポイント3】施術する部位に手を添え、持ち上げて伸ばす
【ストレッチのポイント4】視野を広く持って、全体を見ながら施術する
【ストレッチのポイント5】動き始めの「初期時痛」に注意する
Ⅱ 介護ケアマッサージ【M】のポイント
1 高齢者の身体はガラス細工、繊細に触れる
【マッサージのポイント1】過剰な圧刺激を与えない
【マッサージのポイント2】痛みは下へ、外へと移動する
【マッサージのポイント3】痛みが3日後に出ることも
【マッサージのポイント4】前回の様子を聞き、いい状態を長く保つ
【マッサージのポイント5】ノンバーバルな感性を高める
コラム⑥ 施術の記録を残しておく
コラム⑦ 重篤な病変があることを理解しておく
Ⅲ 介護ケアエクササイズ【E】のポイント
1 達成感につながるエクササイズの重要性
2 リラックスからリフレッシュへ
3 フィジカルとメンタル、両面のサポートを
【エクササイズのポイント1】初回は興奮気味で、つい無理をしてしまう
【エクササイズのポイント2】「プラスの声かけ」がやる気につながる
【エクササイズのポイント3】最後に能動的なイメージを持ち帰ってもらう
コラム⑧ できるセラピストは施術メニューを更新する
Ⅳ 介護予防セラピストに必要なコミュニケーション【C】
1 継続したサポートのために心がけること
【コミュニケーションのポイント1】良くなってきたと感じるのは「笑顔」が増えた時
【コミュニケーションのポイント2】先入観を持たずに対応する
【コミュニケーションのポイント3】高齢者の尊厳と介護ケアへの意識
コラム⑨ リハビリは目標でなく手段だと忘れずに
◉ケーススタディ1 変形性膝関節症
1 ストレッチ
2 マッサージ
3 エクササイズ
◉ケーススタディ2 脳卒中後遺症
1 ストレッチ
2 マッサージ
3 エクササイズ
第4章 ベッドなしでもできる! セルフケア体操
1 “介護予防”には不可欠なセルフケア体操
2 ベッドがなくてもできる!
3 “自発性”こそが宝!
A 上半身
1 ストレッチ
2 マッサージ
3 エクササイズ
B 体幹・下半身
1 ストレッチ
2 マッサージ
3 エクササイズ
第5章 セラピストがシニアケアの現場で活躍するために
1 シニアに特化したスキルで可能性が広がる
2 待ち型のサロンから訪問型へ
3 「癒し」から予防ケア「未病治」へ
4 医療情報にアンテナを立て、情報を集める
5 清潔感や礼儀を忘れずに
6 状態が良くなる人は家族関係も良い
7 感染症のリスクを常に意識する
8 地域活動への参加~地域密着型セラピストへ
著者プロフィール
水谷 平(みずたに たいら)
WTAリタジネンセラピストスクール代表鍼灸マッサージ師 介護支援専門員
関西学院大学卒、一部上場企業勤務を経てセラピストの道へ。2001年頃から訪問鍼灸マッサージ業を開始、運動療法を取り入れることにより状態の改善が多く見られたという自身の経験から、高齢者であっても体を動かすことの重要性や、安全に行える高齢者施術法を紹介している。2016年にWTAリタジネンセラピストスクール設立、中国での解剖学中医学実習や解剖経穴学講座、リタジネン式手技講座など、プロセラピストを対象としたスキルアップ講座を全国で開催している。ツボの専門家として動画配信や監修も行っている。
水谷 美和子(みずたに みわこ)
リハビリデイサービスアールズ施設長鍼灸師 介護支援専門員 介護福祉士 機能訓練指導員
製薬会社勤務を経てセラピストの道へ。2001年頃から訪問鍼灸マッサージ業を開始、重度者への施術やリハビリを日々行う。寝たきりの患者を多く施術する中で介護予防の重要性を改めて強く感じ2010年軽度者中心のリハビリ特化型デイサービスを開設。現場にて直接利用者の機能訓練指導に関わるかたわら、都内大手セラピスト養成学校にて「介護予防指導員」育成にも携わる。市や地域とも連携しながら高齢者ケアの専門家として日々活動している。