第4回目は「女性性の解放」に焦点をあて、日本だけでなく世界でワークショップを行うチネイザンプラクティショナー、タオイスト、メイクアップアーティストのTarikaさん。メイクアップアーティストとして女性の外側の美と触れ合い、後に自身の出産&子育ての経験を通し、”自分の生命力を100%生ききる”ためには、自分の内側の女性性やセクシャリティーと向き合うことも大切なことだと考え、世の女性を女神へと導く、”女神ワーク”を行っています。
多くの女性の支持を集めるタリカさんに、「女として自信を持って生きる」方法を教えてもらいます。
取材◎本誌編集部
Tarika(タリカ)
Universal Tao 公認チネイザンプラクティショナー、Universal Tao 公認インストラクター、無極功(WuJi Gong) シニアティーチャー、Dragon Gate Sanctuary Christopher Lee Matsuo 老師に師事。アーユルヴェーダヨガマッサージプラクティショナー、ハンズオン.ヒーリング、フラワーエッセンス、メイクアップアーティスト。すべての女性が、より自然体で美しく輝やいて、そして自信に満ちて 人生を謳歌できるサポートを行う。
タリカ・オフィシャルサイト http://www.taoalchemia.com
タオイストジャパン http://www.taoistjapan.com/
チネイザン・プロジェクト http://www.chineitsang-project.com/
自分の中のセクシュアリティーと結びついている人はヘルシーでセクシーだし、生き生きしている
Q.”女性性”や”セクシャリティー”、”官能”などにピントを合わせて「女神の集い(ワークショップ)」などの活動を行われていますが、なぜ、そのテーマを選んだのですか?
メイクアップアーティストとして女性の外側を美しくする仕事をしていく中で、外側だけでなく内側の美しさに気づくことの必要性も感じました。そして、ヒーリングのスクールに8年間通い、ヒーリングの素晴らしさを実感しますが、”性”や”死”について語られる機会が少ないことに疑問や不自然さを感じることもありました。その後、ボディワークにも興味を持ち始め、『チネイザン(氣内臓)』に出合います。
身体に触れることで分かる心の動き、臓器に溜まった感情をヒーリングすること、そしてボディワークが一つになったこの『チネイザン(氣内臓)』にピンと来て、まだ受けたこともないのに「タイに行って習うしかない!」と思い立ち、チェンマイのタオガーデンに習いに行き、私自身の人生がガラッと変わる体験をしました。
そしてちょうどこの頃、娘の反抗期が終わり、一段落した時期だったんです。娘が生まれてほどなくして離婚、シングルマザーとして娘を育てた数年間だったので、とにかく頑張りました。けれど、娘の成長が一段落した時に、「あれ?!このまま私、女性として終わっちゃうの?」ってふと思ったんです。パートナーをつくる余裕なんてなかったし、”教育上良くない”と考え、自分からも恋愛を遠ざけていましたから。だけど、娘が大きくなって、その言い訳も出来なくなったんです(笑)。
今まで色々なことを精一杯やってきました。「でも、取り組めていないことは何だろう?」って考えた時に出てきたテーマが”女性性”や”セクシャリティー”だったんです。 “自分が出来ていないことに取り組むのは、素晴らしい宝物になる”と考え、「よし、やろう! もう一度女性としてトライしよう!」と思いスタートしました。
Q.実際の『女神の集い』ワークショップは、どのような内容のワークなのでしょうか。
私のワークにはさまざまな年齢の方が来てくださいます。恋愛で悩んでいる方、結婚して数年経ち、子供がいる方もいない方でも、パートナーシップの関係だったりセックスレスの悩みを抱えている女性も多いです。
長い期間一緒にいると、きちんとした会話によるコミュニケーションの機会も減ってしまうことが多いですよね。さらに最近多いセックスレスの問題。セックスレスが続くと、”私、愛されていないんじゃないかな?”と不安を感じてしまったり。どう解消したら良いかも分からないので、過剰な買い物や食、それこそ偏ったセラピーやスピリチュアルに走ったり。モヤモヤしたりイライラしたりする状態が続くと、免疫力もバランスを崩し低下して不調に繋がることだってあります。
ワークショップでは、”フェロモンを出す身体をつくる”ということに取り組んでいます。これは、いやらしいだけのエネルギーということではありません。女性としての魅力はもちろんですが、その人自身が持つ魅力と繋がること、その人自身の内側にタッチすることを大事にします。
自分の中にあるエネルギーをあたためて、そのエネルギーを放出させていく。私は、それがフェロモンなんじゃないかと思っています。そうしてフェロモンが出ていれば、必要な時に必要な相手が自然に寄ってくるのではないかな。年齢に関しても遅いということはなくて、何歳になっても自分の中のセクシュアリティーと結びついている人はヘルシーでセクシーだし、生き生きしています。
基本的に2日間連続で出ていただくのですが、1日目は「無極功(Wuji Gong)」という気功で、自分の身体の氣を練り身体を健康にしていきます。氣を浄化したり練ることで、新しいエネルギーを受け取れるようにもなります。そして、2日目はもっと深く自分の身体と対話をするようなワークを行っていきます。
身体が変化すると、必ず心もついてきて変化してくれますよ。
女性は”性”に関して罪悪感を感じてしまうことが多い
Q.”女性性”や.”セクシュアリティー”って、とても難しいテーマだと思うんです。誤解もしやすいし、されやすい。どういったことが大切になりますか?
どうしても、特に女性は”性”に関してそのものの欲を持ってしまう自分に罪悪感を感じてしまうことが多いですし、性に関しての悩みは、若い頃は興味本位でおしゃべりしたと思いますが、大人になるとお友達同士でも中々話しずらいですよね。『女神の集い』がグループセッションのみなのも、「自分だけじゃなかったんだ。みんな、同じ思いだったんだ」と感じてもらうためでもあります。
自分の女性性やセクシャリティーを解放することは、まずは向き合うこと。”感じることを許す”ことが大切なんじゃないかと思っています。外側の世界を探すのではなく、自分の中の本当の自分とタッチしていくことが重要。
性欲を感じることもそうですし、それによる快感も自分に許してあげる。それだけでなく、怒りや悲しみなど、あまり感じたくない感情を感じることも自分に許してあげる。「この感情はいいけど、あの感情はダメ」「官能はいいけど、怒りはダメ」ではなくて、トータルで受け入れてあげてみてください。受け入れるようになると、たくさんの感動や怒りなど、ドラマチックなことが起こるようになってきます。感情に流されるのではなく、乗りこなしていけばいいんです。
セクシャルエネルギーって生命エネルギーと同じなんです。欲望の赴くままに複数の人と関係を持つとかいうことでもなく、ただエロティックなエネルギーというわけでもなくて。そのエネルギーは、”仕事をする””家事をする””好きなことをする”という、”Doing”のエネルギーと一緒。どう受け取って、どう出していくかですよね。
Q、ジャッジせずに、ネガティブな感情も含めて自分自身を受け入れることが大切なんですね。今後は、どのような活動をしていきたいと考えていますか?
中学とか高校とか、若い世代の女性と”女性性”や”セクシャリティー”について話していきたいですね。
中学生が子供を産み、育てられず埋めてしまうなどのニュースを目にするたびに、とてもとても悲しい気持ちになります。若い世代にこそ、月経の素晴らしさや子宮が生命の宮であることなどを伝えていきたい。
お母さんたちが、”小さく生きること”を選択してしまうと、それを見て育つ子どもの世代は今よりもっと希望を見いだせなくなってしまうと思うんです。なので、お母さん世代がキラキラと輝きましょう!
“女性性”を解放することは、自分の生命力を100%感じて生きること。お母さんでもなく、妻でもなく、女性としての自分も愛していきましょうね。
今日から実践できる!
おすすめセルフケア「バストケア」
Tarikaさんおすすめの日頃簡単に出来るセルフケアは、バストケアです。
自分自身のために、しっかり時間をとってあげましょう!
HOW TO
やり方は簡単!好きなオイルを使用して、内側から外側に、外側から内側の順にバスト全体を愛しながらトリートメントしてあげてください。
乳房と乳首は心臓(ハート)に近く、あらゆる重要な腺に繋がっていて、トリートメントすることで多くの神経が刺激されます。この経絡は、松果体や下垂体を起点として甲状腺、そして胸腺(若返りの腺)、乳首を通り、腎臓(元気、穏やかさ、静けさ)から、性腺、女性の性エネルギーの中枢である卵巣宮へと達します。
このトリートメントは、ホルモンのバランスを調整し、腺(各チャクラのある場所)の能力を高めて、あらゆるエネルギーを覚醒に導いてくれます。
今すぐチェック!「女性性の許容度」が出来ているかが分かるセルフ診断
自分の中の女性性を許しているか、今の状態のチェックを行ってみてください。
診断項目に思い当たるものに、チェックを入れてみてください。
診断結果
3つ以上チェックが入っていたら、もう少し女性としての自分を表現できるよう、自分を励ましてあげましょう!
5つ以上のチェックが入っている場合、体調管理も含めて総合的に自分の身体と心のバランスをとるためのセラピーやワークショップを受けてみることをお勧めします。