11世紀のドイツの修道尼・ヒルデガルトが近年、セラピストの間で注目されています。
ヒルデガルトは、薬草の使い方や自然療法を確立したほか、病理の原因、感情や心理、霊性に根ざした世界観を提示し、音楽の創作なども行った、最古のホリスティックセラピストともいえる人。
2012年には、バチカンから“知識と教養に優れる聖人”として「教会博士」に認定され、『神の道を知れ』『フィジカ(自然学)』『病因と治療』などの著書は、今もなおセラピストや聖職者に影響を与えています。
この記事では、ドイツの自然療法士(ハイルプラクティカー)であり、診療にヒルデガルト医学を取り入れる研究者でもあるペーター・ゲルマンさんに、ヒルデガルト医学の魅力について伺いました。
【2016年8月号 掲載】