フランスは国立レンヌ大学 薬学部 アロマセラピーコースの主任講師である、ドミニク・ダヴェンヌ氏を招いての1DAYディプロマ講座が、10月28日(月)、東京・御徒町にて開催された。
今年5月に発刊された『医者がすすめる科学的アロマセラピー』(かざひの文庫)を記念しての特別講座で、主催は7ビューティーアカデミー。著者である、(一社)サイエンティフィックアロマセラピー協会 代表理事の永井克也医師と、(有)日本ホリスティックケア研究所 代表でIFA認定アロマセラピストのベンゼル智子氏、そこにドミニク・ダヴェンヌ氏を招聘しての特別講演&施術レクチャーとなった。
講義は永井氏によるサイエンティフィックアロマセラピー理論の解説に始まり、ドミニク・ダヴェンヌ氏の「アロマがもたらす美容健康効果と理由。その活用方法」講義に入っていく。最新の精油の効果効能、目的と作用から考えるブレンド方法、酸化した精油の嗅ぎ分け方など、海外で活用されている最先端の学術知見が披露された。講義中も常時質問を受付けており、実際のサロン使用に即した注意点を教わるなど、学びを深めながらの聴講となった。
両名の講義に続いては、ベンゼル氏のアロマ施術実習が行われる。「セラピストの身体負担軽減施術法」として、肩凝りケアを例に実演指導。そこで用いるアロマオイルも、今回特別にドミニク氏が調合を披露した。ロクシタン等の顧問としても活動するドミニク氏のアロマ調合は、小数点2桁までの精緻な計量で行われ、貴重な場面を前に参加者も見入っていた。
(一社)サイエンティフィックアロマセラピー協会後任の本講座では、終了後にディプロマが授与された。科学的根拠とそれに基づいた活用法を学ぶことで、クライアントにより安全で効果のある施術を提供することが出来るだろう。