6月23日(土)、「JAHAどうぶつフェスタ2018 人と動物の絆 一緒にいるってこんなに幸せ☆」が、大阪 松下IMP ホールで開催された。
このイベントは、『いつまでも「どうぶつ」と共に暮らすことのできる社会づくり』をテーマに、公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)と、一般社団法人日本臨床獣医学フォーラムが共同で主催。
当日は、「動物看護師の仕事と役割」、「犬と楽しく幸せに!~JAHA家庭犬マナーチャレンジ!~」、「Osaka Partners Collection~飼い主と愛犬のファッションショー」などさまざまなプログラムが実施された。
午後に開催された「子犬と子猫に幸せな未来を! こいぬこねこ教育アドバイザーからの提案」では、動物看護師の富永良子さんが登壇。犬の問題行動について解説した。
(犬の行動を具体的に解説)
「たとえば、犬が『飼い主さんを咬む』という問題行動の裏には、犬のニーズが満たされていない、犬が嫌がることを無理やり飼い主さんが行っていることが考えられます。言葉でのコミュニケーションが困難な動物にとって、自分の安全を守る手段として、歯を剥いたり、唸ったり、咬んだりします。体罰でしつける方法もありますが、犬と飼い主さんの関係が一層悪くなる可能性もあります。
家族として迎えられた子犬や子猫が幸せに暮らすには、次の3つをチェックしましょう。
①ペットのニーズ(要求)を満たすこと。家具をかじるなどのいたずらや吠える、咬むなどの行動が見られる場合は、ペットのニーズが満たされているかをチェックしましょう。
②エネルギーを発散させてあげましょう。毎日のお散歩での運動や、楽しい遊びをじゅうぶん取り入れること。
③散歩後の足拭きやブラッシングなどの日常ケアは、小さい時期からごほうびをあげたり、優しく身体を触ってあげて、少しずつ慣れさせていきましょう。そうすると、ペットがこころよくケアを受けてくれるようになります」(富永さん)
子犬や子猫の時期からの生活環境や教育への適切なアドバイスが、人と動物双方の幸せな暮らしにつながると、富永さんは語る。2018年現在、JAHA認定のこいぬこねこ教育アドバイザーは全国で92名。動物と仲良く暮らすための知恵を伝授しているそうだ。
その後、イベントでは、ペットのフォトコンテストや犬とのダンスパフォーマンスなども行われ、人と動物の絆が感じられる、幸せな一日となった。
(ファッションショー)
(みんなでダンス)
問合せは、公益社団法人日本動物病院協会(JAHA) TEL03-6262-5252 info@jaha.or.jp)まで。