株式会社リクルートライフスタイルに設置された美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」。ここが行った2018年の美容意識と購買行動のアンケート結果が公表された。
美容に関する購買行動として、女性では9割以上が何らかのアイテムを購入したと回答。男性でも5割以上という購入率だった。
購入したアイテムカテゴリー別に見ていくと、女性では「基礎化粧品:92.8%」「ヘアケア:91.9%」「メイクアップ:89.7%」「ボディケア:85.4%」といずれも9割前後の高い購入率が見られた。一方で男性では「ヘアケア:78.9%」のみ7割を超えたが、それ以外は「ボディケア:67.5%」「基礎化粧品:56.0%」「メイクアップ:34.0%」とつづいた。
男女で購入率に差があるのは予想どおりだが、男性のメイクアップアイテムの購入率が3割を超えてきたのが近年の特徴として目に留まった。
「美肌男子」という言葉も広がってきたが、若い男性を中心として購入率が上がっており。その内容も「潤す」から「整える」にまで広がり、20代男性の約1割がファンデーションを購入している。
大手化粧品メーカーが「男性向け」の化粧品をラインナップするなど、アイテムの選択肢が増えたことや、本格的なメイクアップまではしないまでも「日焼け止め」や「リップケア」などの利用が一般的になったことが要因だろう。
年代による主な購入アイテムの違いはあまり見られなかったが、1点だけ目立った違いを見せたのが「50代男性」による「フレグランス」の購入率。
調査結果からは、その理由までは読めなかったものの全年代の中で唯一メイクアップアイテムカテゴリーの中で1位となっている。
フレグランスを嗜むというだけにとどまらず、加齢臭対策など周囲への気づかいによるものだろうか。