2019年9月、南アフリカよりインガ・ドーガンが来日し「セラピューティック・リフレクソロジー」の2日間のセミナーが開催された。今回のテーマは「呼吸器と皮膚」であるが、どの器官系や病気であっても考え方は同じであり、「経絡を診て身体全体を整えること」がインガ氏の大切な教えである。「足は嘘をつかない!」というインガ氏の言葉に勇気付けられながら、受講生は、経絡を使った診断学とセラピューティック・リフレクソロジーの実技を習得した。
リラクセーション目的の施術と比べて、好転反応が出やすいのもセラピューティック・リフレクソロジーの特徴であるが、インガ氏の好転反応に対する説明には大変説得力があり「家族にもセラピーを受けさせなきゃ!」という声も多く挙がった。
セミナーでは、特に重要な胃経と脾経を整えるためのケアとして、リンゴ酢とレモンジュースの試飲も行われた。また、食卓塩、加工食品、小麦、乳製品、ワクチンに潜む有害物質など、様々な「病気の原因」とその対処法についても語られ、受講生は、伝統的な東洋医学を学ぶだけではなく、自分で調べ、学び続ける大切さを教えられた。「リフレクソロジーと出逢って40年、一度も病院に行っておらず、健康保険にも入っていない!」というインガ氏自身の経験談は、セラピストとしてだけではなく、現代を生き抜く一人の人間として、大いに考えさせられる内容であった。
インガ氏の次回の来日セミナーは、2021年6月頃に開催予定。自然療法の国際総合学院IMSIでは2020年2月より南アフリカDI認定のセラピューティック・リフレクソロジーディプロマコースが開講予定である。
インガ・ドーガン氏は、自らの不妊をリフレクソロジーで克服したことをきっかけに、リフレクソロジストとなり、南アフリカにリフレクソロジーを紹介し、30年以上に渡りリフレクソロジー教育に携わっている。治療効果を重要視し、東洋医学の要素を取り入れた“セラピューティック・リフレクソロジー”にこだわり続け、南アフリカにおいてリフレクソロジーを国家資格に導いた立役者としても世界的に注目を集めている。
自然療法の国際総合学院IMSI
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