株式会社リクルートライフスタイルに設置された美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」。ここが行った2018年の美容意識アンケートの結果が公表された。
美容に関する意識として、男女共に「外見を今より良くすること・若さを保つことへの関心」があり、特に女性では8割が関心があると回答。
さらに、具体的にはどういったポイントにお金や時間を費やしているのかも質問。
その結果、女性全体で見ると最もお金をかけて維持・改善したいポイントに挙ったのが「顔の肌質」だった。
これは、過去に行われた2016年、2017年の調査でも1位となっており、安定的に女性が最も維持・改善したいポイントとして意識していると言えるだろう。
その一方で年代別に詳しく見てみると、40代では「髪型」が「顔の肌質」を逆転し1位となっている。
この現象は、過去の2年間の調査では見られなかったもので、最新のトレンドとして見られた特徴だ。
この「髪型」に関連する調査結果をさらに掘り下げると、興味深いものがあった。
2018年の新語・流行語のノミネートに「グレイヘア」が入るなど、白髪に対するポジティブな受け止めが広がる一方で、薄毛に対する“悩み”を意識している40代女性の割合が2016年からの調査で年々増加し、2018年の調査でついに逆転したのだ。
この悩みは、50代60代でも抱えていることが推察されるが、それを裏付けるようにこれらの年代ではお金をかけて維持・改善したいポイントは「髪型」が1位。この結果は2016年からの調査でも3年連続の1位となっている。
2019年の兆しとして、これまで50代以上に多かった「薄毛」に対する悩みが、より若い40代から意識されるようになってきていることがうかがえる。
そして、この悩みに対してより時間やお金を使うようになっていくのではないだろうか。