「私のスクールでは、従来の“リラクゼーションのセラピスト”ではなく、“ヘルスプロフェッショナルとしてのセラピスト”の教育を行っています」
こう語るのは、MTI(マッサージセラピー・インスティテュート)の國分利江子校長です。
國分先生は、これまでに自ら構築した「マッサージセラピー」で数多くのクライアントを施術。同時にセラピストの教育も行っていますが、そのメソッドを分かりやくすく伝えるために、雑誌セラピストの連載企画と連動した動画を、連載で配信しています。
雑誌「セラピスト」では、2年間にわたり「実力派セラピストになれる! 筋解剖学レッスン」を連載してきましたが、このほどスタートしたYouTube連載動画では、本誌に掲載した実際の施術のケースについて、さらに詳しく解説しています。
現在公開しているのは、2020年6月号「連載第1回」に掲載した、「首・肩」と「殿部・腰部」への施術の二例で、それぞれを「講義編」「施術編」とに分けて、4回にわたり配信しています。
特筆すべきは、それぞれの施術について、セラピストにとって役立つ「SOAP」を重視していることでしょう。
Sとは「Subjective/主訴」、Oは「Objective/観察」、Aは「Assessment/分析・見立て」、そしてPは「Plan/施術プラン」のことを言います。
この「SOAP」の作業を行うことで、目の前にいるクライアントの特定の状況を理解・分析し、それに対してどのような施術をすれば効果的なのかを分かりやすく解説しています。結果、もっとも医療に近い、セラピーとしての施術が可能となるのです。
ぜひ、このYouTubeの動画で「マッサージセラピー」についての学びを深め、“ヘルスプロフェッショナルとしてのセラピスト”を目指しましょう。
現在配信中のコンテンツは、以下の通りです。
セラピスト誌2020年06号 case1「首・肩凝り」施術編