PR原宿に誕生! AEAJグリーンテラス 最新情報[前編]
AEAJ×隈研吾氏 想いが重なった木組みの新拠点

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AEAJグリーンテラス

2月1日、原宿にアロマ体験のできる新名所が誕生する。
それが、世界最大規模のアロマテラピー団体・公益社団法人 日本アロマ環境協会(以下、AEAJ)の新拠点でもある「AEAJグリーンテラス」だ。

2月1日のグランドオープンに先駆けて、1月20日にはオープニングレセプションが開催された。
編集部もこれにご招待いただき、参加してきた。

そこでセラピストONLINEでは、2回にわたって、そのレセプションの模様と、AEAJグリーンテラスの雰囲気をお伝えする。

グリーンテラスレセプション_招待状

届いた招待状も、ほんのりとヒノキの香りがした

  文◎セラピスト編集部

 

都心とは思えない癒される空間

JR山手線・原宿駅から徒歩7分とアクセス抜群のAEAJグリーンテラス。
若者たちで賑わう竹下通りなどで有名な原宿だが、少し路地に入ると、周辺の喧騒とは別世界のような落ち着いた住宅街になる。
そこに、美しいガラス張りと木の組積構造の印象的な建物が佇んでいた。

AEAJグリーンテラス外観
AEAJ Green Terrace

道路からエントランスまでのアプローチの両サイドには、さまざまな植物が植えられていて(「アロマコリドー」)、入館前から訪れる人の視覚と嗅覚を楽しませ、心を癒してくれる。
ローズマリー、ミモザ、ラベンダー、カモミール……。
ハーブだけではなく、日本の三大“香りのある樹木”である梅、沈丁花、クチナシの若木も。
これから暖かくなり、植物たちが生長していくのが楽しみに思えた。

AEAJグリーンテラス アロマコリドー

緩やかな傾斜、香り高い植物の間を通るアロマコリドー

入り口の自動ドアをくぐると、その瞬間から、マスク越しでもはっきりと分かるヒノキの香り。
思わず深呼吸をしてしまった。

自然光が差し込む、なんとも心地よい空間。

それもそのはず。
この建物は、国立競技場、高輪ゲートウェイ駅なども手がけた著名な建築家・隈研吾氏によるもの。

入るとすぐに出迎えてくれたのが「アロマライブラリー」と「精油ビン回収ボックス」、そしてリサイクルした精油ビンから作られたディフューザーのオブジェ。

また、「文学×アロマ」をテーマとした香りの展示も興味深い。

ヒノキの香り漂うこの1階の広いスペースは、グランドオープン後は「アロマラウンジ」として入場者に開放される予定で、四季折々のオリジナルボタニカルティーもいただけるくつろぎの場に。

1 階には、他に「アロマラボラトリー」も。

そんなコンテンツが盛りだくさんの1 階をざっと見渡した後、エレベーターでこの日のレセプション会場へ。
1 階以上に明るい日差しを感じられる最上階では、レセプション開始を待つまでの間、オープン後はアロマラウンジで楽しめることとなるボタニカルティーを振舞っていただいた。


思わず深呼吸をしたくなるような空間が、ハーブの薬効をより引き出してくれるような気がした。

AEAJボタニカルティー

四季折々のボタニカルティーをいただける

 

隈研吾氏にとっても思い入れのある建物に

さて、定刻となり、3 階イベントスペースでオープニングレセプションが始まった。

まずはAEAJの理事長・熊谷千津氏の挨拶。


AEAJの前身となる日本アロマテラピー協会の設立が1996年。
第1回アロマテラピー検定試験が実施されたのが1999年。
拠点施設の建設が決定したのは2004年。
そして、計画から実に20年近くの長い年月を経て実現したのがこのAEAJグリーンテラスだという。

植物の恵みである精油を扱う団体に相応しく、1つひとつのコンテンツにこだわり、自然環境にも配慮した、想いの詰まった拠点が誕生。
その物語と、喜びと誇りを感じさせられるスピーチに、胸が熱くなった。

 

次に、建築家・隈研吾氏による建物の説明。

想いを語る隈研吾氏

私が建築家を志したきっかけは、あちらに見える、丹下健三先生が作った代々木体育館(国立代々木競技場)。
あの建物を小学生のときに見て強く憧れたことなのです。
だから、この場所にまず惚れ込みました!

代々木体育館の真向かいの、こんな素晴らしい地にこのグリーンテラスを建てることができて、本当に光栄に思っています。

感慨深げにそう話す隈氏は、この建物のために考え抜いたこだわりの数々を披露。

東海4 県の樹齢150 年のヒノキ、極力釘などの金属を使わない工法、代々木体育館に 向かって開けたテラス、ヤジロベエのような1本の柱で天井を支える構造……などなど。
巨匠の矜持に感服する。

内装には、壁と天井にヒノキの木組み、壁と据付の家具はカラマツLVL 材、床材は木目の美しいクリを使用。

木組みのヒノキ材は、日本人に馴染み深い太さ(縦10.5cm×横10.5cm)の角柱

木漏れ日をイメージした天井は、
照明の位置をあえて格子とずらしてある

壁材はカラマツのLVL材

床材には木目の美しいクリ材

製造段階から環境に優しい国産木材をふんだんに(95.5㎥)使用し、建物になってからもおよそ75tの炭素を固定するグリーンテラスは、まさに未来の自然環境保全を考えるAEAJの拠点に相応しい建物だといえるだろう。

最後に、AEAJ専務理事・吉田一之氏が、今後のグリーンテラス活用についての展望を説明してくれた。

さまざまなイベントやワークショップなどを検討中とのことで、期待が高まる。

AEAJ会員はもちろん、広く一般にも開かれたアロマの情報発信基地となっていくグリーンテラスに、そして、時代の最先端の地のひとつである原宿からアロマの魅力がより広がっていく未来に、期待が止まらない。

レセプションの後には、隈氏、熊谷氏によるスペシャルフォトセッションも。

隈氏の原点となった代々木体育館を望む3階のアロマテラスで

気軽に参加者との記念写真撮影にも応じるお2人。

AEAJグリーンテラスのオープニングレセプションは、誰もが笑顔で、終始和やかな会となった。

<この記事の後編は1月27日に公開>

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