2019年10月26日(土)、東京・品川の「品川グランドホール」にて、今年で8年目を迎える、JAA日本アロマコーディネーター協会主催『いやしの祭典2019@TOKYO』が開催された。
本祭典は、SDGs(持続可能な開発目標)をベースにした香りのソーシャルイベント。香りや、地球のいやしにまつわる約50の出展ブースが集まった。
今年は総合プロデューサーに、OZONE合同会社CEO・体験作家の雨宮優氏を迎え、 “aroma for earth” をテーマに行われた。「生命の旅の記憶」を表現する4つのエリア「Forest/森」「Rain/雨」「Flower/花」「City/都市」で分けられた会場は、それぞれの香りと空間演出で、来場者を楽しませていた。
入場して最初に広がる「Forest/森」エリアには、深い森を思わせる香りのミストが流れ、ステージへ連なる通路を使った「Rain/雨」エリアでは、照明を抑えた天井に雨の映像が流れ続ける演出が。
前後にステージをもつ「Flower/花」「City/都市」空間は、リラックスを促す仄かな明かりの中、五感で楽しめる仕掛けが沢山用意されていた。撮影しても入っても楽しい “Flower pool” 、食べられる素材で描かれた “フードアート”、ヘッドフォンで体感する「 “無” 音楽フェス」など。香りと感覚に連なる趣向を凝らした催しで盛り上がっていた。
ステージでは著名人を招いてのトークショーやライブ、デモンストレーションが次々と開催。広い芝生のゾーンも数カ所設けられており、自然の中にいるように寛ぐ人の姿も見受けられる。参加者がフェスのように思い思いのエリア、ブース、ステージを回遊しながら楽しむスタイルは、非常に実験的ながら活気を呈していた。
また、会場奥では人気講師を迎えての有料セミナーも実施された。3つのセミナーはいずれもアロマに関する専門的な内容で、この機会にと真剣に学ぶ参加者の姿も。
次回開催は未定だが、今後も人、社会、環境に対して貢献できるアロマセラピーの可能性を広げていってくれるだろう。