健康食品やサプリメント、健康機器、オーガニック商材など健康・美容産業に関連する商材が一堂に会する健康産業最大のビジネストレードショー「健康博覧会2019」(主催:UBMジャパン)が、1月23日から25日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催された。来場者は計36,951人(前回36,912人)。出展社は、同時開催の「ケアショー・ジャパン」と合わせ、約900社(初出展企業200社)。活況のうちに幕を閉じた。
本年の同展は、既存の「健康食品・サプリメント展」「オーガニック&ナチュラル・プロダクツ展」「ビューティ&エイジングケア展」「スポーツコンディショニング展」「健康機器展」、昨年から同時開催の「FOOD DESIGN EXPO」に加え、新企画として登場した「ご当地商材発掘企画エリア」にも多くの注目が集まっていた。各地に眠る健康美容商材や6次産業、ご当地素材等を紹介する「ご当地商材発掘企画エリア」では、青森県、神奈川県、岐阜県、愛媛県、熊本県、沖縄県など、健康美容産業を育成する地方自治体が出展。その土地ならではの産物を活かした新製品や、製品化を目論む素材等が先駆けて出品されており、製品開発のヒントを探る来場者で賑わっていた。
また、五輪を前にアスリートだけでなくスポーツ愛好家の間でも話題の「スポーツニュートリション」「筋肉トリートメント」関連の商材も目立った。近年では、“筋肉作り”だけでなく運動後の“筋肉ケア”にも注目が集まっているのが特徴だ。
さらに、コンディショニング商材と合わせていずれのエリアでも賑わっていたのが、各企業が取り組むべき大きな課題である「健康経営」を意識した、体脂肪や糖化(老化)、血流、姿勢、脳機能などが分析できるさまざまなヘルスチェック機器の展示。実際に試す事が出来るブースが多かったため、足を止める来場者が目立っていた。
健康食品分野では、もはや定番の「スーパーフード」「オーガニック」に加え、近年ひんぱんに耳にするようになった「腸内フローラ」「抗糖化」「ハラル」「ビーガン食」「ヘンプオイル」「代替食」といったキーワードを掲げる商材が多く見られ、今後のトレンドを伺わせた。
なお、来年の「健康博覧会」は、2020年3月17日(火)~19日(木) 東京ビッグサイト 青海展示棟A+Bで開催される予定だ。
・「健康博覧会」公式サイト
http://www.this.ne.jp/highlight/
*「健康博覧会」は企業間の商取引を目的としたビジネストレードショーの為、名刺をお持ちでない方、16歳未満の方、および業界関係者以外の入場はできません