日本産精油の生産者と消費者をつなぎ、精油に対する正しい知識と日本の森を未来につなげることを目的とした「ふるさと精油をつなぐ会」が発足し、東京・自由が丘のソフィアフィトセラピーカレッジにて、4月27日(土)に発足イベントを開催する。
同会の代表は谷田貝光克氏(東京大学名誉教授)。林真一郎氏、池田明子氏、大宿英介氏、小林彩子氏が委員を務める。
国産精油の国内における生産量は近年、増加傾向にあるものの、地域が分散され、個々で情報発信をしているため、消費者に十分な情報が届いていないのが現状だ。
そこで、「ふるさと精油をつなぐ会」では、1つひとつの点をつなぎ輪にする必要があると考え、「国産精油生産者の安定した収入と、生産に専念できる環境づくりをサポートする」「国産精油生産者とセラピストや精油愛好家(消費者)をつなぐ情報交換の場を提供する」「精油の特性、作用、活用法を啓蒙する」「国産精油生産を活性化する森づくりを推進する」ことを目的に、活動をスタートする。
さらに同会では、生産者と消費者が情報を共有しながら学び会える機会を提供することで、よりよい環境づくりのサポートを行ってゆく。とくに、アロマセラピストやスクール講師など、アロマの専門家たちに対して、精油に関する最新の研究データや情報をアップデートできる場を提供していく予定だ。