山形県大江町でクロモジたちに会おう!
自然の素晴らしさや山の価値を、これからの子どもたち、そして社会に伝えるためのワークショップが開かれる。
(前回ワークショップの模様)
そのワークショップとは、
7月22日(土)~23日(日)に
山形県大江町で行われる、
「大橋マキさんと行く里山散歩とアロマ蒸留~トークショー(講演会)」。
(大橋マキさん)
これは、林業家やアロマセラピスト、森やアロマを愛する人々が集まり、
森の素晴らしさを体験し、それをどう活用していくかを探るものである。
2日間のワークショップでは、
ガイドを交えて里山を散歩する他、
大江町のクロモジやタムシバ(ニオイコブシ)を蒸留したり、
アロマクラフトづくりを行う。
(前回の里山散歩の様子)
(前回の蒸留の様子)
(大江町で採れた、クロモジとタムシバ(ニオイコブシ)のアロマ)
「山はたからもの。それをどうにか次の世代に伝えたいと思いました」
と語るのは、発起人の林業家、庄司林業の庄司樹さん(写真右)。
「かつて東京に暮らしていた僕は、地元・山形の森の素晴らしさには気づいていませんでした。
でも実際のところ、森がなければ人は生きていけませんし、深い癒しを与えてくれます。
たとえば昔、東京のセレクトショップで、
とても良い香りを嗅いだことがあったのですが、
樹々の手入れをするために森に入っていたら、その匂いが漂ってきたのです。
何でお店の香りが漂ってくるんだろう…と不思議に思ったら、
それはクロモジの芳香でした。
(クロモジの葉っぱ)
東京に行かなくても、こんなに素晴らしいものが山にあるんだと、実感した出来事でした」
現在、大江町では、クロモジとタムシバの精油の製品化に向けて動き出している。
森林の手入れをする際に伐採される樹を使い、
自然の恵みを暮らしに取り入れるすばらしさを体感してほしいという。
「どうやって森の資源を活用していくか、
ワークショップに参加される皆さんにぜひ知恵をお借りしたいですね。
森の良さを子どもに伝えたいお母さん、セラピストの皆さん、自然に興味を持つ方、
いろいろな方に来ていただきたいです」(庄司さん)
現在、日本全国で、林業の作業時に伐採される間伐材などを使った、精油の開発がすすめられている。
日本産の精油がもっと広がれば、森林の保護や里山の普及につながる。
7月の夏、山形県大江町で、清涼な森に癒されながら、森林の未来を考えてみよう。
スケジュールは、
[7月22日(土)…13~18時くらいまで]
・里山トレッキング~アロマ蒸留体験
・大橋マキさんによるアロマセラピーにまつわる講演
[7月23日(日)…9時30分~11:30分まで]
・アロマクラフトワークショップ
参加費…無料
詳細・申し込みは、
大江町美しい森林づくり協議会
TEL0237-62-2115(林、金山、佐藤) norin@town.oe.yamagata.jp まで