7月10日から5日間に渡りデンマークで開催された、「リフレクソロジーサマースクール」の模様を、日本のリフレクソロジーの第一人者である荻野麻里さんがレポートします。
文:荻野麻里(リフレクソロジスト)
世界各国にて独自のリフレクソロジー学を展開し人気を博しているデンマーク人講師、ピーターとドーテ夫妻によるサマースクールがコペンハーゲンにて7月10日から5日間開催されました。
彼らが率いるTouchpoint社は世界中のプロフェッショナルなリフレクソロジストのための継続的な能力開発やスキルアップ教育に特に力を入れています。
近隣のヨーロッパ諸国のみならず、オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本など14か国から参加者が集合し、「神経リフレクソロジー」や「呼吸器系リフレクソロジー」を学びました。
北欧の夏は湿度が少なく爽やか。人々は寒い冬から解放されて、一斉に外に繰り出し太陽を楽しみます。
国連の調査によると、デンマークは幸福度№1の国。寛容で成熟した国民性とシンプルでセンスの良い生活ぶりは日本人として見習うべきところが多く、そのゆったりと落ち着いた和やかな雰囲気の中でスクールは行われました。
神経ポイント
神経リフレクソロジーとは、「リフレクソロジーの母」と呼ばれているアメリカ人のユーニス・インガムが約90年前に提唱した従来のリフレクソロジーをベースに、ヨーロッパ各地の研究者によって開発され、現在も改良され続けている概念だそうです。
NR(ナーヴ(神経)リフレクソロジー)ポイントは足の骨の骨膜上に100個以上存在します。
中枢神経から末梢神経に至るまで細かく連なるそのポイント一つ一つに親指の先で圧をかけていくことで神経系に働きかけ、背骨・腰の諸症状を和らげたり、自律神経系のトラブルを改善する効果があります。
ドーテ&ピーター氏
リフレクソロジー・デュオと呼ばれるドーテとピーター夫妻の待望の初来日セミナーが、東京にて10月14日(土)15日(日)の2日間、開催されます。
テーマは『シリーズ1 脊椎まわりのリフレクソロジー』。
脊椎の解剖学や背骨、腰部の病気や諸症状への対処法など、神経リフレクソロジーにつながる基礎的な理論と実践を学びます。
また、リフレクソロジーが広く認知されているデンマークの最新セラピー事情など興味深いお話しが聞けます。
詳細、お申込みはhttp://sole2soul.jp/events.htmlをご覧ください。