手技のスペシャリストが教える「かんたんセルフケア」。
その第4弾として、「腰痛」を防ぐゆらしのテクニック、クレイドロジーを紹介します。
取材・文◎吉川圭美
腰痛を防止するために、毎日の習慣にしよう!
もんだり押したりすることなく、ゆらすことで身体の痛みやこりをやわらげるクレイドロジー。クライアントだけでなく、セラピスト自身のセルフケアにも応用することができます。今回は日々ゆがみやすい骨盤を自分で調整する方法を、宍倉弘恵さんが紹介します。足を組んで揺らすだけと簡単。こまめに行うことで、かるい腰痛も防ぐことができるといいます。毎日の習慣のひとつとして、取り入れてはいかがでしょう。
〈実践してみよう! 腰痛のセルフケア〉
①両足が床につく高さの椅子に座り、両足のかかとをそろえる。膝頭の長短を比べ、短く見えるほうを確認する。
②つま先が短いほうの足をもう一方の足にかけ、両手を使って下になった方の足のひざをゆっくりとゆらす。このとき、足に力を入れないのがポイント。手の力を使って左右に揺らす。
③10回ほどゆらしたあと、手を離し、両足を元の位置に戻す。①と同様、つま先の長さを確認し、長さが揃っていたら調整完了。