セラピスト2023年10月号で紹介した日本生まれの心理療法「臨床動作法」。
本誌では、日本人の70%以上が抱えているという肩凝り(≒心の緊張)に働きかける臨床動作法をご紹介しました。
ここでは、臨床動作法の代表的な課題のひとつ、猫背気味の人やうつ傾向の人に行うことで、姿勢の改善に加え心の活性化も期待できるという「タテになる」臨床動作法をご紹介します。
取材協力◎石川勇一さん 文◎本誌編集部
臨床動作法とは?
クライアントの身体の動作に働きかけることで、心身の問題の解決・改善や健康の増進を促す日本生まれの心理療法です。
セッションを重ねるうちに、リラックスして安心している感覚、“今ここ”に自分がいるという感覚、自らが本来持つエネルギーとそれを活かせるという感覚、自己肯定感などを得ることができるようになります。
この「タテになる」という課題は、きちんと真っ直ぐ座るために非常に役立ちます。
さらに、身体がこのように真っ直ぐ「タテになる」ことで、心にもプラスの作用が現れ、精神的安定、主体感、能動性、自己肯定感などを得られるようになります。
短時間の動作を繰り返し行うことで、大きな効果が期待できる臨床動作法。
興味を持たれた方は、ぜひ実際に学んでみてください。