セラピー体験記 第7回 ダマスク・ローズのお花摘みで癒される♡

投稿日:2017年7月28日

こんにちは〜。
セラピスト編集部のはんざわです。

 

「アロマテラピーを行う者は、精油の元となる植物を知らなければならない」

 

セラピスト誌の仕事を始めてから、幾度となく聞くこのコトバ。

 

今回、アロマテラピーの普及に携わる、
ナード・アロマテラピー協会さんの農場研修に参加し、
ダマスクローズの畑を、実際に見てきました!!

 

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ハーブに囲まれ、帰りたくないほど楽しかったこの研修。
その模様をお伝えします〜。

 

* * *

 

6月4日(日)。晴れ。
特急あずさに乗って、山梨へ。
山梨県甲斐市にある、ナード・アロマテラピー協会に伺いました。

 

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(近くに神社)

 

さっそく、植物がいっぱいです!

 

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(観賞用のつるバラ)

 

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(ラベンダー・ストエカス)

 

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(レモンバーム)

 

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(カモミール・ローマン)

 

そのほかにも、柑橘系の樹がいくつも植えられていたり、
ティートリーがいたりと、
ハーブ感満載。
いるだけで、身体がゆるゆるしてきます。

 

農場研修のスケジュールは、
①精油とローズウォーターの蒸留見学、
②ダマスクローズのお花摘み、
③ランチ、
④座学(精油の安全性などのお話)、
⑤アロマクラフトづくり
と盛り沢山。

 

まずは、
①ローズの精油と芳香蒸留水を抽出する現場を見学します。

 

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上の写真は、蒸留前。蒸留釜にローズを入れた状態です。

 

下は、抽出後です。ローズウォーターの上に、うっすらとオイル(精油)が浮かんでいます。
(泡みたいに見えるもの)

 

甘い香りではありますが、抽出したばかりなので、植物特有の青さも感じられます。

 

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ビーカーの中の黄色い部分が精油、その他が芳香蒸留水です。

 

工場ではほぼ毎日、ハーブの蒸留作業を行っているとのこと。

 

香りが混ざらず、高い品質が保てるように、
蒸留器は、1回ごとに部品を全て外し、洗浄〜乾燥〜消毒をしているそうです。

 

「わざわざすべての部品がとりはずせる蒸留器を開発したんですよ〜」というコトバに感動。

 

メーカーさんは大変だ…。
とっても手間のかかる作業、でも「良いものを届けたい」という思いが伝わってきます。

 

蒸留見学を終え、続いてハーブ農場へ。
車に乗って15分ほど行くと、香りがいちめんに漂う、ひらけた畑が目に飛び込んできました!

 

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ジャーマン・カモミールの畑は、甘くてほんわかした香りでいっぱい。
遠くからも分かるほどのにおいです。

 

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ダマスク・ローズの畑が、どこまでもどこまでも、続いています(エンドレス〜♪)。
ローズウォーターはこのバラから作られます。

 

ちなみに、雲がかかっているけれども正面に見えるは富士山。
眺めも空気も良いし、別世界。
環境の良い場所で育つからこそ、人を癒すアロマが作られるのでしょう。

 

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このハーブは、ブラックマロウです。
元気なサイプレスもいて、楽しいです。

 

収穫作業開始!

「咲いているバラは遠慮なく採ってくださいね〜」

 

みんなでいっせいに花びらを摘んでいきます。

 

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花の下を抑えて、つまんで取るのがコツなんだそうです。
私は不器用なため、時折、茎まで取れてしまいましたが…。
見ると、みんなさくさく摘んでいたので、難しい作業ではないようです。

 

ちなみに、「咲きたて」のバラは花びらが固くて、花ごと摘めるものの、
「もうすぐ咲き終わるかも…」という感じのバラは、
色が薄くなって、花びらも薄く、摘み方を間違えるとぽろぽろと花弁が落ちてしまいました。
実際に摘んでみると、花のフレッシュ感が分かるものなんですね。

 

また、バラの油分で軍手がベタベタになり(開始数分でなりま
す)、
花の中に含まれているオイルの多さを実感しました。

 

作業すること小1時間。

 

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50リットル以上の袋、7袋分くらい摂れました!!!!

 

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車内は香水店のような芳香…。
こんな香りのするワゴン車はほかにないでしょう。

 

お土産用のバラやカモミールを摘み、
お昼を食べ、座学やアロマ石けんづくりなどを行っているうちに夕方。
あっという間の農場研修でした。
帰宅後も楽しめるように摘んだバラのほか、アロマアイテムやその他のハーブなども持たせていただきました(うれしい〜!)。

 

そして何よりも、アロマセラピストさんやアロマを好きな方々の自然な笑顔に触れたこと。
「全国にアロマが好きな仲間がいるんだな」と感じられたことが大きな収穫でした。

 

愛知などの地方からやってきて、宿をとって参加したり、
摘み取ったバラを天日干しするためのカゴを持参しているセラピストさんもいたり。

 

ハーブに触れて楽しそうな皆さんの様子からも元気をいただきました。
皆さんの笑顔が、何よりの思い出です。

 

帰宅後は、お土産にいただいたバラを、お茶パックに入れてバラのお風呂として楽しみ、
ローズジャムもつくって、バラの楚々とした甘さを味わいました。

 

ナード・アロマテラピー協会さん、本当にありがとうございます!
ぜひ皆さんも、来年のバラ摘みに、足を運んでみてください。

 

〔講座詳細〕
講座名:農場研修
主催:ナード・アロマテラピー協会
開催時間:6時間
開催地:山梨県甲斐市
費用:5,400円(税込)(ナード・アロマテラピー協会会員限定)
セラピーの種類:アロマテラピー
セラピーのレベル:初級
セラピーの先進性:オーソドックス(根源的)
セラピーを活用できる場所:日常生活やセラピーサロンで
講座に向く人:アロマテラピーに興味のある人、自然が好きな人、農業に興味がある人
体験者:セラピスト編集部 半澤

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