足が「心身を語る」ということを知っていますか?
色や角質、シワに皮剥け、匂いまでが全部、その方の体の伝言です。
下記の手順を踏みながら、実際に足裏分析の練習をしてみましょう。
こちらのWEB記事は、セラピスト2013年10月号と連動しております。あわせてお楽しみください。
文◎市野さおり
下記の質問に沿って、クライアントもしくは自分の足裏がどのような状態か、
メモをしてみましょう。
①足裏の色を見てみましょう。 色は、血液の状態、栄養状態、精神の状態を教えてくれています。赤色の足は怒りを溜めていたり、糖質が多い方。白色は血が足りていない証拠です。色の状態が何を表すかを考えてみましょう。 |
②皮膚の「温かさ・冷たさ」や「湿り気・乾き具合」の確認をしましょう。 足の裏が乾いていた場合、疲労や腎臓の機能低下が予測できます。一方、湿っている時は、緊張が強い可能性があります。また、足裏の温度も大切な情報ですので、手の甲を使って正確にチェックしましょう。 |
③匂いを嗅いでみましょう。 ここで調べる「匂い」は、足から20cmくらい離れても匂ってくる臭いです。匂いは人によって異なり、精神状態や食生活、疾患によって変化していきます。その時どんな匂いがするのか、なぜ人によって違うのか、その背景を考えてみましょう。 |
④目立つ角質があるか、観察してみましょう。 角質がある箇所は、その人が無意識に「防御」をしている箇所です。その反射区が体のどの部位で、なぜ防御をしているのか、考えてみましょう。 |
⑤「親指の状態」で、思考や性格、ストレス度を見ましょう。 足の親指は頭部(脳)の状態を表します。適度に弾力性があって、ピンク色をしているのが理想です。ストレスを溜めていたり忙しいと、赤く大きく硬かったりします。「親指が回らない=首が回らないほど肩こり、多忙である」、「親指が硬い=頭が硬い=不眠、頑固、融通が効かない」など、親指の状態は性格や今の状態・状況などを表しています。 |
⑥各足指の大きさや形をじっくり見て、比べてみましょう。 足指の形は、その人の気質を現しています。中でも、右の人指し指の状態がメインの気質を表します。裏側から見た足指の長さと、指先の形を1本1本観察してみて下さい。丸形はおっとりで優しく、四角は几帳面で四角四面に物事を捉えがち、三角指は話好き……などのように、それぞれの足指が色々な性格を表し、価値を示しています。5本の足指はどんな形の組み合わせになりますか? |
⑦つま先側から、足先の向きを見てみましょう。 つま先側から見た足指の向きにも気質と心理状態が出ると言われています。色々と悩んでいる方は、足指があちこちに向いている場合が。1点集中型の方は扇形に開いているかも! 足指の向きを「仕事」や「恋愛」に置き換えて当てはめ、さらに左右で比較してみると、何か気付きがあるかもしれません。 |
⑧湧泉チェック 湧泉のツボに両手の親指を重ねて、ぐーっと5秒程押して、戻り具合を確認します。 |
これらの詳しい内容や解説については、書籍『足裏分析リフレクソロジー』(小社刊)をご覧ください。 足裏を見て分かる情報やサロンでの具体的な活用法などを掲載しています。 また、2人のリフレクソロジストさんが足裏分析に挑戦した動画を、 セラピーネットカレッジで観ることが出来ます。 |