材料
バタフライピー 15g
お茶出しパック 3枚
50℃程度の湯 約90g
無水エタノール 45g
重曹 2g
クエン酸 3g
透明スタンドパック(保存瓶でも可) 3袋
精油(色の濃くない精油) 15滴
スプレー容器 3本
ラベルシール 3枚
白い和紙の扇子
化粧用顔料(ゴールドピグメント) 適量
コピー用紙 1枚
道具
はかり
はさみ
計量カップ
ビニール手袋
新聞紙もしくはラップ
筆記用具
セロテープ
所要
※ハーブ抽出1時間を除く
作り方
【下準備(3色スプレー作り)】 ※作業をする前に、新聞紙などを机に敷いておくと〇
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①
お茶出しパックにバタフライピー5gを量り入れたものを3つ作る
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②
3つのスタンドパックに湯を30gずつ計り入れ、1つにはクエン酸を、もう1つには重曹を加え(3つ目は湯だけ。何も加えない)、ジップをしっかり閉めて、溶けるまで良く振る
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③
❷に❶と、3等分した無水エタノールを加え、ジップを閉めてから水分が全体に染渡るように軽く振り、揉みこむ
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④
色素を抽出するため、1時間以上置く(※クエン酸入りはピンク、重曹入りは緑、残りは青色に)
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⑤
❹をスプレーボトルに入れ、さらに精油を5滴ずつ加えて、蓋をしてから良く振りまぜ、ラベルシールを貼付して完成(※冷暗所に保管し、1~2週間程度で使い切りましょう)
【扇子染め】
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⑥
扇子を広げ、扇子の骨のサイズにカットした紙を骨部分に重ね、セロテープで固定する
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⑦
扇子を持つ手にビニール手袋を着用し、「3色スプレーを吹きかけ→扇いで乾かす」の作業を繰り返す。お好みで、ゴールドピグメントを振りかけ(コットンなどに一度とってからつけると少量でつけられます)、再びスプレーし、扇ぎながら乾燥させる
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⑧
少し乾燥したら、いったん骨隠し紙をはがし、水分で伸びきった屏風の形状を戻す(※染織中に時折行うと良い。紙が破けないように優しく折り畳む)
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⑨
再び、骨隠し紙を付け、スプレーし、模様が完成したら、扇ぎながら完全に乾燥させて完成
<3色スプレーのコツと注意点>
・扇子がしっかり開いているか確認してから染色しましょう。万が一、畳まれた部分があった場合は、その部分を中心にスプレーして染めましょう。
・扇子とスプレーの距離で、スプレーの模様が大きくなったり細かくなったりします。試し吹きで確認するようにしましょう。
・骨の両端にスプレーした液は、ウエットティッシュなどで早めにふき取りましょう。
・スプレーしすぎると、和紙が骨からはがれたり、畳む際に破れてしまうことがあるため、 スプレーのし過ぎに注意しましょう。
・スプレーの出口の形状が、スプレーによってさまざまなため、スプレーの出方も楽しみながら染色しましょう。
・日光や強いライトに長時間晒しておくと、部分的に退色することがあります。
・水などの水分が付くと、模様がにじんだり、酸やアルカリ、果汁や汗で変色することがあります。
・摩擦などにより、ピグメントが落ちることがあります。
1つのハーブ(バタフライピー)から3色をつくり扇子染めることができます。また染色液にペパーミントの精油を入れることで、涼やかな香りを暑い夏に感じられます。
作製後乾かし、仰ぐだけ。香りがなくなってきたらさらにミントのアロマスプレーなどを、扇子から30㎝ほど離してスプレーするのもOK!
\ 教えてくれたのはこの人!/
色が退色した際は、重ねて染めることで色素を補うことができます。重ねて染めることで色が徐々に濃くなり、より永く楽しむことができます。
梅原亜也子さん
㈱生活の木 マーケティング本部 クリエイティブプランナー。(公社)日本アロマ環境協会認定 アロマテラピーインストラクター。 https://www.treeoflife.co.jp
★細かな材料を用意するのが大変という方には、以下ページにてキットも販売中。 https://onlineshop.treeoflife.co.jp/ec/pro/disp/1/160199003