意外と知らない!アロマの活用法
〜アロマとともに叶える“わたしらしい”暮らし方〜

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植物から抽出した香り成分であるエッセンシャルオイルは、いつどんな時も“なりたい気分”へと導いてくれます。
花や葉のチカラは、忙(せわ)しない毎日の中で揺れ動くあなたの心を穏やかにしてくれるでしょう。そして、嗅覚から脳へと運ばれるその香りは、モヤモヤした思考やザワザワする気持ちを落ち着けるためにチカラを貸してくれます。きっとこれからも、アロマの香りが“健やかに楽しく自分らしく”あるためのヒントをくれるはず。普段何気なく使っていても、まだ気づいていないアロマの魅力や日常への取り入れ方がたくさんあります。
植物の潤いや彩りを暮らしに取り入れ、いつもの日常やライフステージとともに変化するあなたの生活を香りとともに過ごしてみませんか。
今回、本誌では伝えきれなかったアロマの魅力をお伝えいたします。
文◎生活の木

“アロマ香る”わたしの1日

朝におすすめの精油

すっきりとした香りで、1日を気持ちよくスタートさせたいときにおすすめの香りが、ローズマリーとレモン。ローズマリー2:レモン1の割合でのブレンドがおすすめ。さわやかな風が部屋を通り向けたような心地がします。

ゆったり休憩中におすすめの精油

休憩の時間に人気なのがベルガモットの精油。紅茶のアールグレイの香りづけにも使われているベルガモットはさわやかでややグリーンな印象の柑橘系。ディフューザーを使ってお部屋に香らせても、ストーンに垂らして近くにおいても楽しめます。

お家の中がすっきりするような精油

グレープフルーツなどの柑橘系がお部屋とすっきりとさせてくれ、お子様のいるお家でも使いやすい香りです。柑橘系は揮発速度が早いので、サイプレスやヒノキなどの樹木系の香りとのブレンドするのもおすすめです。ブレンドの際には柑橘系3:樹木系1程度がおすすめ。

お風呂で香りを楽しみたい

お風呂の中に入れる際は無水エタノール5mlに精油5滴(半身浴の場合3滴)を垂らして混ぜてから入れましょう。香りだけ楽しみたいときには洗面器などにお湯を張って、数滴垂らすだけでも良い香りが浴室に拡がります。バスソルトに混ぜて使うのもGood。

精油を使ってトリートメント

精油を使ってトリートメントを行う際には、精油をキャリアオイルで希釈して使用しましょう。顔の場合は0.5%、身体の場合は1%の割合で希釈してください(身体の場合、50mlのキャリアオイルに精油10滴まで)。初心者の方はホホバオイルやスイートアーモンドオイルが使いやすいです。

寝室におすすめの精油

睡眠環境を整えるのにはやはりラベンダー。ラベンダーはアロマテラピーが生まれるきっかけになった精油。甘くゆったりとしたお花の香りが寝室を包んでくれます。お花の香りが苦手な方は柑橘系のベルガモットやオリエンタル系のフランキンセンスの香りもおすすめ。

Column

ディフューザーのお手入れ

お水を使うタイプのディフューザーは使用後にお水を捨て、よく拭きましょう。お水を使わないネブライザー式のタイプのディフューザーは無水エタノールを空のボトルに入れ、稼働させノズルの中に残った精油を取り除きましょう。こまめな洗浄がディフューザーの長持ちの秘訣。

“アロマと暮らす”わたしの生活

仕事中におすすめ精油

仕事中には目が覚めるようなすっきりとしたペパーミントやオレンジスイート、ジュニパーベリーなどの香りがおすすめ。ティッシュに垂らしてデスク横に置いたり、ハンカチに垂らして楽しんでください。在宅勤務が増え、オンオフの切り替えが苦手な方にもおすすめです。

仕事の休憩、簡単に楽しめるアロマ活用法

マグカップなどの容器にお湯を注いで、精油を2~3滴垂らすだけ。目をつぶって香りを吸うだけで、癒されます。気分に合わせた精油を使ってリラックス、リフレッシュし仕事の効率もアップ。※精油成分が粘膜を刺激することもあるので、長時間の吸入は避けましょう。

ゆらぐ時期におすすめの精油

ゆらぐ時期のおすすめ精油はゼラニウムやクラリセージ。特にゼラニウムはお花の香りがして女性に人気の香り。疲れてしまったときや不安になってしまうときは身体を温めながら、好きな香りを香らせてゆっくり休みましょう。

妊娠中の精油の使い方

妊娠中も芳香浴でアロマをお楽しみいただけますが体調には十分考慮ください。また妊娠中に芳香浴以外の方法で楽しむ際には、十分に注意してください。詳しくはかかりつけのお医者様へご相談ください。

こどもと一緒に香りを楽しみたい

3歳未満の幼児とは芳香浴で楽しみましょう。トリートメントなどに使う際には、3歳以上になってから成人の10分の1程度の精油の量から始め、多くても2分の1の量で必ずパッチテストをおこなってからお楽しみください。

トイレなどニオイが気になるときのアロマ

ニオイがこもりやすい場所ではミントや薄荷の香りが清潔感を出してくれるのでおすすめ。トイレではトイレットペーパーの芯に数滴垂らすだけでもOKです。アロマを垂らしたお水で濡れタオルを作り、タオルを振るとお部屋がさわやかな香りに。

靴箱や洗面所をいい香りを保つために

重曹にユーカリやティートゥリーの精油を垂らすのがおすすめ。清潔感のあるさっぱりとした香りが重曹に垂らすことで長持ちします。重曹は靴箱や洗面所の湿気対策にもおすすめ。精油の香りがしなくなったら精油を追加で足してください。重曹が固まってきたら、新しいものに変えましょう。

スキンケアにおすすめの精油

化粧水や美容液を作る際に人気の精油はフランキンセンス。無水エタノール10mlに精油5滴を入れよく混ぜ、さらに精製水40mlを加えて混ぜたら化粧水の完成。乾燥肌の方はグリセリン5mlをエタノール(5ml分)の代わりに入れてもOK。※1~2週間を目安に、できるだけ早めにご使用ください。

クラフトを楽しもう。簡単ルームスプレー

無水エタノール10mlにお好きな精油を10滴加え、よく混ぜる。さらに精製水を40ml加え、よく混ぜたら完成。※カーテンや衣服に色がつくことがございますのでお気を付けください。※※1~2週間を目安に、できるだけ早めにご使用ください。

Column

アロマを楽しむための注意点

〇精油は有効成分が凝縮されており、原液を直接使うと刺激が強すぎます。精油を原液のまま肌につけたり、飲用しないようにしましょう。〇精油はペットには刺激が強いため、ペットのいる空間で精油を香らせることはお控えください。〇持病がある方や妊娠中の方は注意が必要です。詳しくはかかりつけの医師にご相談ください。

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