「こころパレット」は、色を塗るだけで、その人の「本当の気持ち」が見えてくるカラーセラピーツールです。
あなたの心の中にある気持ちを色にして表現するため、本当に必要なことが浮き彫りになります。
そしてあなたが「幸せ」と感じることや目標を達成するために何をすべきかが見えてきます。
セラピスト10月号で紹介している、この「こころパレット」のワークについて、考案者でカラーセラピストの高澤優喜子さんが、さらに詳しく解説します。
文◎高澤優喜子(カラーセラピスト)セラピスト誌で詳しく紹介!
実践ワーク「こころパレット体験版」解説
セラピスト10月号の50〜51ページに、「こころパレット体験版」のワークを掲載しています。
色鉛筆やクレヨンを用意してワークを行ったら、以下に沿ってさらに深いワークを行いましょう!
キーワードを見て、色を連想できましたでしょうか?
言葉の1つひとつに対して、あなたの想いがあります。
すぐに色が塗れたものは、理解していたこと。
色が思い浮かばないもの、後回しにしてしまったものは、そのことを意図的に気にしないようにしている、または、分からなくなっている可能性があります。
これらは、自分らしく生きるための問題や、課題の手掛かりになる言葉なので、頭の片隅に置きながら自分自身を分析してみましょう!
パレットが2色以上で表現されている時は、多く使用しているものをメインカラーとして判断します。
同じくらいの場合、気になる色の方をメインカラーとしてみましょう。
サンプル:Aさんのパレット
分析①
気づいたことをメモしましょう!
気づきはあなたの重要な視点です。どんなことに目が向いているのかなどが分かってきます!
分析②
パレットの中に、気になる色はありますか?
気になる色はあなたを活き活きさせてくれます。気になる色で塗られている言葉を集めてみましょう!
例えば、サンプルのAさんの場合、レモン色が気になるとのことでした。
そこで、レモン色の言葉を集めてみると、貯金・知識・仕事・元気・夢……。
「知識を仕事にすることが夢だった。そして貯金も増えて元気になる!」
こんな読み解きをしてみました。これは本人が心の中に抱いていることなのです。
あなたの気になる色はなんですか?
次に、気になる色と同じ色で塗られている言葉を集めてみましょう!
分析③
同じ色で塗られている言葉を集めてみましょう。
同じ色には密接な関係性があります。
どれか一つが欠けても、いけないのです。
例えば、サンプルのAさんの場合、下記のような言葉に密接な関係がありそうです。
赤紫色で塗った言葉……健康・幸せ・安心
レモン色で塗った言葉……貯金・知識・仕事・夢・元気
オレンジ色で塗った言葉……始まり・目標・家族
黄色で塗った言葉……楽しい・わくわく
青色で塗った言葉……成功・自由
あなたのパレットも、同じように書き出してみましょう!
分析④
パレットの色と反対色(補色)を色相環から探してみましょう!
例えば、赤色と緑色 黄色と紫色 オレンジ色と青色など。
サンプルのAさんの場合、オレンジ色の目標・始まりと、青色の自由・成功が反対色になります。
これを読み解くと、目標が見つかれば何かが始まることから、自由でのんびり過ごすことができなくなる。
つまり、成功できれば自由になれるのだと思います。成功するためには、まずは目標を持って始めることなのかもしれませんね。
反対色は、あるキーワードに対して妨害にもなり、また、補う関係でもあります。
どちらに感じるかは色を塗った人がどのように読み解きするのかで決まるのです。
あなたのパレットも、同じように書き出してみましょう!
分析⑤
幸せの色は見つかりましたか?
幸せは意外に近いところにあります。
成功=幸せとは限らないこともあります。
例えば、サンプルのAさんの場合、幸せの色は赤紫色でした。
そして、健康・安心・幸せが同じ色なので、健康であれば幸せで安心できる。
不安になると病気になる。
病気やケガで不安になり幸せではなくなる。
などと読み解きができますね。
幸せになりたいときは、幸せの色を身につけてみるのもおすすめです。
あなたの幸せは何でできていますか?
書き出してみましょう!
高澤優喜子さん
たかざわ・ゆきこ カラーセラピスト。認定心理士。一般社団法人ドローイングセラピー協会認定・ぬりえカラーセラピーインストラクター。2009年に「アトリエ ラポール倶楽部」を開業し、多くのセラピストを育成。メディア出演多数。教育関係機関などで講演も行っている。