お茶や食事、パックや湿布、クラフトなど。ハーブの知識や実践を深めて、生活に役立てたり、仕事の幅を広げたい人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ハーブの資格と認定スクールおすすめのハーブレシピをご紹介。「薬効を学べる」、「ハーブのいろいろな活用法を知ることが出来る」、「お茶のブレンドを実践する」などスクールによって学べる内容は異なります。自分に合った資格とスクールを選んで、ハーバルライフを充実させましょう!
また、記事の資格のほかに、上位資格や各種講座もあります。各団体のウェブサイトをチェックしてみて下さい。
構成◎本誌編集部
1「予防医学」としてのメディカルハーブの効果・効能を専門的に学ぶ!
認定資格 | ハーバルセラピスト |
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認定団体 | 特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会 電話:03-3230-4182 |
受講内容 | メディカルハーブ30種類と精油12種類の成分・効能などを学ぶ。「予防医学・健康維持」を目的としたハーブの活用法を学ぶのが特徴。現在研究されているハーブのエビデンスと、伝統的な使われ方の両面から効果を解説する。受講者は一般の会社員のほか、薬剤師や鍼灸師、介護士なども少なくない。上位資格有り。 |
受講期間 | 全18単位36時間(1コマ2時間) |
受講料 | 12~13万円(目安) |
認定校 | 全国(詳しくは、同協会のウェブサイトを参照) |
■ハーバルセラピスト講師おすすめ!ハーブの豆知識
「肝臓によいメディカルハーブ」お酒が好きな人などにぜひすすめたいのが、アーティチョークとダンディライオン。この二つのハーブの成分である苦味の物質は、胆汁の分泌を促進する作用がある。また、ダンディライオンは解毒する働きがあり、二日酔いを緩和する効果も。ハーブティーなどで内服する際は、薬との相互作用などの確認を。 |
2 ハーバルライフを楽しむためのすべてを知る、プロの講座
認定資格 | ハーブインストラクター |
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認定団体 | 特定非営利活動法人ジャパンハーブソサエティ 電話:03-5212-4300 |
受講内容 | ハーブのある、豊かでナチュラルな暮らしを実現するための講座。実際にハーブを育て利活用するための知識、実践を学んでいく。 収穫したハーブを料理やティーに、ポプリ、染色などのクラフトや手作りコスメに使い、ハーバルライフを楽しむ内容。講座は、あらゆる世代の女性や、自然志向の男性が受講している。資格は、初級、中級、上級の三つ。また通信制の「初級インストラクター養成通信講座」がある。 |
受講期間 | 初級(18カリキュラム)、中級(18カリキュラム)、上級(15カリキュラム) ※1カリキュラムにつき2時間 |
受講料 | 認定校による |
認定校 | 全国(北海道、宮城、秋田、福島、栃木、茨城、群馬、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、富山、福井、山梨、岐阜、静岡、愛知、大阪、和歌山、山口、広島、愛媛、香川、福岡、鹿児島、沖縄) |
■ハーブインストラクターおすすめ! 簡単ハーブオイル&ハーブビネガーのレシピ
(1)ハーブオイル■ 材料
■ 作り方
(2)ハーブビネガー■ 材料
■ 作り方
※漬け込む際に ハーブ類がオイル・ビネガーから出ないようにすること。ビンの蓋は金属製のものは避けること。 |
3 ハーブティーのブレンドのスペシャリストになる!
認定資格 | ハーブセラピスト |
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認定団体 | 一般社団法人 日本オルタナティブセラピー協会 (講座実施団体:株式会社 川内美登子・植物代替療法研究所「心理&ハーブ教室BELLE」) 電話:03-3546-0591 |
受講内容 | ハーブセラピスト講座では、60種類のメディカルハーブの専門知識を症状・目的別に学び、お客さまの心身に合わせたハーブティーのブレンドを実践的に習得する。 効能のほか、「美味しくいただけるブレンドを作ること」を目標とし、セラピストのほか、ホテルやカフェ、美容業界の方が学びに来ることも。受講には前段となる、ハーブアドバイザーとハーブインストラクターの認定資格が必要。前段2講座で学ぶ40種類のハーブと合わせ、計100種類のハーブ知識が習得できる。 株式会社 川内美登子・植物代療法研究所は、厚生労働省所管の独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が認定する日本で唯一の「ハーブ教室」訓練機関で、2011年に「ハーブセラピスト科」が支援訓練実施科名として認定(以降毎年)。同じく一般社団法人 日本オルタナティブセラピー協会は「ハーブセラピスト科」訓練評価機関として認定された。 |
受講期間 | 2日間集中レッスン(1日12レッスン 約5時間×2日間) ※その他日程も有り。 |
受講料 | 17万5,000円(教科書・材料費・修了証・税込) |
認定校 | 東京2ヵ所(銀座2教室) |
■ ハーブセラピスト講師おすすめ! 春の季節のブレンドハーブティーのレシピ
桑の葉ダイエットハーブティーのブレンド身体が排毒したがる春におすすめの、デトックスブレンドティー。桑の葉(比率2.0)、フェンネル(比率1.0)、リンデンウッド(比率0.5)をブレンド(比率は、フェンネルの量を1とした場合)。 |
4 日本古来の植物療法「和ハーブ」を学び、伝える!
認定資格 | 和ハーブインストラクター |
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認定団体 | 和ハーブ協会(Japan Herb Federation) 電話:03-6435-3863 |
受講内容 | 和ハーブ検定1・2級の知識をもとに、さらにインストラクターとして必要不可欠なスキルを身につける。和ハーブ講座(基礎~応用)では、座学として和ハーブや予防医学・栄養素等の知識を学び、スキルアップを図る。実習では、和ハーブティーのブレンドや和ハーブクラフトの製作を行う。また、プロ講師としてのコミュニケーション・テクニックやリスクマネジメント講座も開いている。 |
受講期間 | 15時間(通学のみ。2日間連続+認定試験[筆記・プレゼンテーション]) 年3回(2・6・10月)実施予定 |
受講料 | 87,000円 (認定試験料および資格認定料・実習材料・テキスト代・税込) |
認定校 | 東京のみ(2013年2月現在) |
■ 和ハーブインストラクターおすすめ! 和ハーブティー
タチバナとカキドオシの和ハーブティー日本固有のかんきつ類「タチバナ」と、独特の香りが豊かなシソ科の「カキドオシ」の和ハーブティーがおすすめ。養成講座の中で行う、 “和ハーブティーブレンド講座”では、和ハーブの個性をもとにしたブレンドテクニックと、数種の和ハーブを使ったオリジナルブレンドティーが提案できる方法が学べる。 |
5 講座を通して、自分用の体質や体調に合わせた「緑の薬箱」が作れる!
認定資格 | フィトセラピーアドバイザー |
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認定団体 | 日本フィトセラピー協会 電話:03-5483-5077 |
受講内容 | ハーブを使って自分自身のケアや家族などへの簡単なアドバイスができるよう、講座終了時までに「緑の薬箱 マイフィトボックス」を作成していく。自分や家族の体質や体調に合わせて作られたハーブチンキ、マッサージ用浸出油、フェイストリートメントなど、体調管理や美容を担える緑の薬箱で、フィトライフを楽しみながら実践できる。 |
受講期間 | 28時間(通学。ワンデイ×6回クラス) |
受講料 | 116,200円(税込) |
認定校 | 全国3ヵ所(東京・大阪・広島) |
認定教室 | 全国3ヵ所(仙台・山梨・名古屋) |
■ フィトセラピーアドバイザーおすすめ! ハーブオイルのレシピ
カレンデュラのトリートメントオイル抗炎症作用のあるカレンデュラを使ったトリートメントオイル。 |
6 ハーブティーの美味しい淹れ方を実践的に学べる!
認定資格 | ハーブインストラクター |
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認定団体 | ジェイコミュニケーションアカデミー 電話:03-3373-2378 |
受講内容 | 「ハーブセラピスト講座」修了後の上位講座。ハーブティーについての知識や美味しい淹れ方を学ぶ。フラワーティーやリーフティーなど、種類ごとの淹れ方やブレンド技法のほか、レモンやミルクの使い方、接客マナーなど、ハーブティーを美味しくいただくためのノウハウを習得していく。 |
受講期間 | 16時間(通学。週1回×8カリキュラム) |
受講料 | 189,000円(教材費等込、税込) |
認定校 | 東京のみ |
■ ハーブインストラクターおすすめ! グリューワインレシピ
仲間との語らいの夜に、リラックスのひと時にオシャレなワインをハーブティーはソフトドリンクやアルコールと合わせたり、デザートティーにしたりと、さまざまなバリエーションを楽しむことが出来る。その中でもおすすめなのが、グリューワイン。作り方は、赤ワインにオレンジ、クローブ、シナモンを加えるだけ。さらに好みのハーブをプラスしても良い。教室では、ジュースも加えたグリューワインの作り方も学ぶ。 |
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