背筋を鍛えて腰痛を予防+改善のための簡単エクササイズ

投稿日:2013年3月18日

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多くのセラピストが悩まされる腰痛。でも、「正しく身体が使えれば、たとえセラピストでも腰痛にならない」と語るのは、理学療法士であり、ピラティスやヨガのインストラクターでもある中村尚人さん。

ここでは、セラピスト4月号でご紹介している、腰痛を改善・予防するエクササイズと組み合わせて行える、”より強く、機能的に動ける腰”を作る背筋エクササイズをご紹介します。

取材・文◎かどさとこ


 

そもそも腰痛は、関節そのもののからくる痛みと、筋肉の張り過ぎからくる痛みと、大きく2つに分けられます。いずれにしても、ほとんどの場合、背面の組織を痛めることから起こります。

中村さんによれば、背面の組織を痛める要因は、「腰椎の前弯がない、骨盤が立っていない姿勢」。また、同じ姿勢で”居続ける”ことも、もともと構造的に弱い腰に負担をかける原因に。

そこで、「セラピスト4月号」では、腰椎の前弯を作るエクササイズと、滑らかに動き続けるエクササイズ、合わせて4つのエクササイズを教えていただき、ご紹介しました。

さらに、より機能的で健康な腰を作るために、プラスアルファで教えていただいたのが、今回ご紹介する背筋を強くするエクササイズです。前述の4つのエクササイズと組み合わせて行えば、腰痛の改善、予防に対して、より多面的なアプローチが出来ます。

背筋を鍛えるエクササイズ

※もともと反り腰の人には向かないエクササイズですので、注意して行ってください。
また、このエクササイズは背筋に働きかけるものですので、腰に負荷を感じる場合は方法が間違っています。

1. うつぶせになり、手の甲を重ね、おでこを乗せます。

2. 脇を締めたまま、両手を両胸の脇に移動し、頭を持ち上げます。

3. 手を後ろに伸ばします。肩甲骨を骨盤の方に下げて、より遠くに伸ばすイメージで。このまま、1分間キープします。手のひらの向きは、上でも下でもどちらでも良いでしょう。

4. 余裕がある人は、足を上げて首を長くするイメージで1分間キープしてみましょう。背筋に、より働きかけるエクササイズが出来ます。

エクササイズによって、本来あるべき、機能的な身体が出来れば、腰痛の改善どころか、トリートメントをするほどにラクになることも可能と中村さん。

もともと腰痛になりやすい構造をしているという人間の身体。改善、予防に真摯に取り組むことで、腰痛に悩む多くのお客さまへのアドバイスの幅も広がるはずです。

「セラピスト4月号」では、上記以外の腰のストレッチを4種類ご紹介している他に、首・手・足・心といったセラピストが痛めやすい部位をケアするエクササイズが満載です!

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