ここに気をつけたい! 施術効果を上げるためのカウンセリングのコツ

投稿日:2013年5月10日

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「セラピスト6月号」第2特集では、「施術効果をもっと上げる カウンセリングのコツ32」を紹介しています。

セラピーを行う上で、施術と同様に重要なのがカウンセリング・会話。セラピストがクライアントと話をする局面はセラピーワークの中に溢れています。
クライアントの声・言葉・しぐさは、クライアントの心身の状態を表す鏡そのもの。
それを的確に把握して対応することは、おのずと施術の効果をも上げてくれます。

「セラピスト6月号」では、サロンワークの効果を上げる傾聴・会話・非言語コミュニケーションなどのテクニックを、カウンセリングの達人たちが公開。
「お客さまを迎える前」「お出迎え」「プレカウンセリング」「施術中」「アフターカウンセリング」「お見送り後」のそれぞれのシーンに分けて、Q&A方式で32のコツを掲載しています。

今回はその中でも、「ここには気をつけたい!」という、カウンセリングのNGポイントをご紹介します。

産業カウンセラーであり、IFAアロマセラピストの澁澤智子さんと、鍼灸あん摩マッサージ指圧師であり、スポーツアロマトレーナーPFの神﨑貴子さんにお話をお伺いしました。

シーン【お出迎え】

 

Q.新規のお客さまに緊張することなく、リラックスしていただくには?

A.お客さまの状態を把握しようとするあまり、不自然に見てしまわないようにしましょう。あくまでも自然体で、セラピスト自身がリラックスしてお出迎えをしましょう。(澁澤さん)

 

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シーン【プレカウンセリング】

 

Q.プレカウンセリングでの、注意点を教えてください。

A.単に相手の話を聞くだけではなく、積極的に相手に関心を持ち、より深く丁寧に耳を傾ける「傾聴」が重要です。コンサルテーションシートに記入することばかりに気を取られ、お客さまと目線を合わせない、お客さまが本当にお話ししたい内容を汲み取れない、お客さまがもっと話したがっている様子に気が付かず、次の質問に移ってしまうことのないように気をつけましょう。
(澁澤さん)

 

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シーン【施術中】

 

Q.施術中に話をするのはアリなのでしょうか?

A. アロマテラピートリートメントの場合、施術が始まってからは必要なこと以外、積極的に話しかけることはありません。セラピストの手の動きやタッチから、心地よさを感じていただくようにしましょう。「ゆっくりしたい」「眠りたい」と思っているお客さまに対して、セラピストが話題を投げかけてしまったりしないようにしましょう。(澁澤さん)

 

 

Q、眠っているお客さまを、さりげなく起こすコツはありますか?

A.お声掛けする時は体にやさしく手を置きながら、声のトーンはあくまで静かに。声をかけて起こすのが苦手な人は、メニューの最後にヘッドマッサージや首のストレッチなど覚醒のための施術を入れるといいでしょう。いい香りの化粧水を部屋にスプレーするという方法もあります。いきなり電気を明るくしたり、ふいに声をかけて驚かせるのはもちろんNGです。(神﨑さん)

 

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Q、つい「圧は大丈夫ですか?」などと、聞きすぎてしまいます。上手な聞き方はありますか?

A.上手な聞き方の前に、まず施術が上手になるのが大事です。痛みを感じるポイントを自分で知って、過剰に聞きすぎないように。聞く時には、「圧は大丈夫ですか?」「痛くないですか?」などのネガティブな表現は、使わない方が良いでしょう。(神﨑さん)

 

 

いかがでしたか?
皆さんはしっかりと出来ていましたか?
本誌では、さらにたくさんのシチュエーションにおける、カウンセリングのテクニックが満載です! ぜひご覧になって下さい。

著者プロフィール

産業カウンセラー/アロマセラピスト
澁澤智子(しぶさわともこ)さん

産業カウンセラー。IFA認定プリンシパル・テューター。保健師。バッチ財団登録プラクティショナー。企業で保健指導、メンタルヘルス、産業カウンセリング業務を行う他、東京・赤坂の「とよくら産後ケアハウス 豊倉助産院」にてアロマテラピートリートメントや、ロンドン・スクール・オブ・アロマテラピー・ジャパンなどスクールで講師も務める。

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