古くはタロットカード、花札、ポーカー、またはポケモンカード(?)。
人間は、どうやらカードが好きらしい。
そんなわけで、セラピスト12月号では、「カードセラピー」を特集しました。
特集のなかでは、「自分の心を見つめるためのカード遣い」として、
さまざまなカードをご紹介していますが(国内には100種類以上!)、
その中の一つ、”アロマ”をモチーフにした、
「セイクリッド・アロマカード」をご紹介させていただいています。
取材こぼれ話を、写真とともにお伝えします!
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セイクリッド・アロマカードは、メッセージ制作担当の、夏秋裕美さん&RIEさん、イラスト担当のhiroさんという分業制で行われました。
それぞれの植物が持つ効果効能だけではなく、「エネルギーのようなもの」を表現するため、作画をするhiroさんは四苦八苦されたようです。
しかし2年半の制作期間の間に、その絵は変遷を遂げていったとのこと。
見ると、その様子がカードに如実に出ていました。
【最初のころ】
最初の頃は、安心する感じの絵が多かったようです。
また、かつて植物がどのように使われていたかが分かりますね。
絵の縁取りも、シンプルでほっとします。
「そうそう、ペパーミント使うと落ち着くんだよね〜」と絵を見ながら思いました。
【しだいに・・・】
バックに鬼! そして、うしろの牛がかわいい・・・。
激しさが増しています。
だんだんと、植物の効能や文化の他に、「エネルギー的」なニュアンスも加わってきたようです。
次にご紹介するパチュリも同様。
雨の後のような匂いがするパチュリですが、
そのイラストには、呪術師が人を香りで治す姿が。
地に足が付き、古の記憶も目覚めるような香り……このイメージ、すごく的確だな〜と個人的に感じます!
枠の縁取りも、そのエネルギーを表現しているように見えます。
【さらに!】
ミルラ。
再誕生の香りです。
嗅ぐことで、内側の自分が活性化されるさまが、描かれています。
樹木のエネルギーや香りから発せられるイメージも絵に現れ出し、カードの中に壮大な世界が出現しています。
うーん、すごい!
必ず人の手を通って生まれている、カードたち。
カードを使う時には制作過程にも想いを馳せると、また違った楽しみ方があるのではないでしょうか。
本誌では、他にもさまざまなカードや、制作秘話、カードを使うことによる心への効果など、もりだくさんでお届けしています。
ウェブで楽しめるカードセッションのコンテンツもありますので、ぜひ遊んでみてください!
ではではまた〜。