アロマテラピーインストラクター試験体験談

投稿日:2015年3月26日

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3月22日に第35回AEAJ認定アロマテラピーインストラクター試験が実施されました。当ホームページでは、セラピスト本誌と連動して模擬試験解説や試験直前対策問題を掲載してきましたが、このページでは実際に第35回試験を受験した5人の方にアンケートに答えていただき、そのリアルな体験談をご紹介したいと思います。

構成◎本誌編集部

アロマテラピーインストラクター講座に行くことで、友達の輪も広がりました。
Kさん(サロン勤務)

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Q.アロマテラピーインストラクター試験を受験したきっかけは何ですか?

オイルマッサージの仕事をしており、日々の仕事の中でアロマの良さを実感しております。これからインストラクター、セラピストの資格を取って、もっとアロマテラピーや身体のことを深く理解し、仕事に活かしていきたいと思い受験しました。

 

Q.試験対策で難しかったところ、苦労したことは何ですか?また、それに対してどのような工夫をしましたか?

仕事との両立が大変でしたが、夜久先生のアロマテラピーインストラクター試験対策講座の時にいただいた暗記カードを隙間時間に活用させていただきました。また、仕事前に図書館の学習室を利用することで、気持ちが引き締まり集中して勉強できました。

 

Q.今回の試験で難しかった問題は何でしたか?

脳のことやホルモンのことなど、解剖生理学分野からの出題範囲が幅広く、難しかったです。歴史問題も多く出題され、自分ではしっかり勉強したつもりがあいまいになってしまっていました。濃度の計算問題は、1%ではなく0.5%濃度で出題されました。精油の問題は少なく、身体のことについての出題が多かった印象でした。

 

Q.アロマテラピーインストラクター試験に挑戦して良かったと思えることは何でしょうか?

新しいことを知れることが嬉しかったですし、アロマの講座に行くことで友達も出来て楽しかったです。

 

Q.アロマテラピーインストラクターを目指している方、受験を考えている方に向けたアドバイスをお願いいたします。

本当に幅広く出題されるので、勉強はなるべく早く始めて、1日の時間は短くてもこつこつ勉強した方が良いと思いました。

 

アロマテラピーを深く学んで介護の現場で活かしていきたいです。
Hさん(介護施設運営)

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Q.アロマテラピーインストラクター試験を受験したきっかけは何ですか?

介護施設を運営しており、利用者(特に認知症の方)の為になればいいと思ったので。検定1級でもいいのですが、アロマテラピーに関してより深く学びたいというのも理由の一つです。

 

Q.試験対策で難しかったところ、苦労したことは何ですか?また、それに対してどのような工夫をしましたか?

仕事をしているので、勉強する時間がなかなか取れませんでした。参考書を読むだけではなかなか頭に入らず、パソコンを使って自分なりに要点をまとめたものを作りました。

 

Q.今回の試験で難しかった問題は何でしたか?

解剖生理学の問題は難しかったです。多肢選択式の穴埋め問題は難しかったのに加え、1問落とすと関連した問題も3問続けて間違える可能性があるので、注意が必要でした。

 

Q.アロマテラピーインストラクター試験に挑戦して良かったと思えることは何でしょうか?

アロマに関する知識が広がったことです。

 

Q.アロマテラピーインストラクターを目指している方、受験を考えている方に向けたアドバイスをお願いいたします。

試験に合格することはもちろん大切ですが、知識だけを詰め込んで合格しても、インストラクターになった時に、生徒さんに生きた知恵を教えてあげることは難しいのではないかと思います。実際のインストラクターでも、知識のみを教えるような先生もいます。何のために、そしてどんなインストラクターになりたいのかをよく考えた上で、勉強し、受験をする方がいいと思います。
頑張ってください。

 

仕事と試験勉強の両立は大変でしたが、空き時間を有効活用しました。
Kさん(美容業)

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Q.アロマテラピーインストラクター試験を受験したきっかけは何ですか?

アロマの効果と体への作用をより深く理解でき、知り合いにも教えてあげられるなど、今後の役に立つと思ったので。

 

Q.試験対策で難しかったところ、苦労したことは何ですか?また、それに対してどのような工夫をしましたか?

対策用の問題が少なかったこと、そして仕事との両立です。対策用の問題は、改定前の問題はたくさんあるのですが、改定後に関しては書籍、ネット上のどちらも練習問題が少ないと思いました。仕事との両立に関しては、市販の対策本に付いてる暗記カードを持ち歩き、空いた時間に見るなどの工夫をしました。

 

Q.今回の試験で難しかった問題は何でしたか?

大脳辺縁系の場所を図解で示す選択問題が難しかったです。

 

Q.アロマテラピーインストラクター試験に挑戦して良かったと思えることは何でしょうか?

精油も含めて、健康学や解剖学にも興味が持てたことです。そのなかでも特に、女性ホルモンやストレス、ホルモンの伝わる経路が興味深かったです。

 

Q.アロマテラピーインストラクターを目指している方、受験を考えている方に向けたアドバイスをお願いいたします。

アロマテラピー検定より、より深い知識が手に入るので、チャレンジすると楽しいです。

 

とにかく出題範囲が広いので、計画的に勉強をすることが大切です。
Kさん(自宅サロン主宰)

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Q.アロマテラピーインストラクター試験を受験したきっかけは何ですか?

自宅サロンでアロマクラフトのイベントを開催し、そのイベントを通してアロマテラピーに興味を持ち、もっと勉強したい、検定を受けたいという方への講座を開きたいと考えています。

 

Q.試験対策で難しかったところ、苦労したことは何ですか?また、それに対してどのような工夫をしましたか?

化学式のところでつまずいてしまい、何の事だかさっぱり理解できなくて苦労しました。一緒に勉強した方が、かみくだいて説明してくれて意味がわかるようになりました。

解剖学は自信があったのですが、やはり細かいところ(ホルモンの名称や血液のところなど)を忘れていたので復習をもっとしておくべきでした。

 

Q.今回の試験で難しかった問題は何でしたか?

糖質コルチコイドの問題が嫌でした…内分泌に関しては、女性特有の部分を集中して復習したので、後は目を通したくらいであやふやなまま試験を受けてしまいました。ツメが甘かったです。検定試験の問題は、難しいのではなく、どれだけ勉強をしたかどうかだと感じました。常々聞いていた事ですが、ヤマは張れない試験だと思いました。解剖生理の問題がけっこう出ていたので、なんだかアロマテラピーの試験らしくない印象を受けました。

 

Q.アロマテラピーインストラクター試験に挑戦して良かったと思えることは何でしょうか?

身体の事を今一度勉強し直せたので、復習にもなったし新しい知識も得られたのでとても良かったです。

 

Q.アロマテラピーインストラクターを目指している方、受験を考えている方に向けたアドバイスをお願いいたします。

全部の出題分野をちゃんと勉強して覚えていないと試験問題は解けません。解剖生理、精油の化学、精油のプロフィール、製造法や使用上の注意…とにかく覚えるものの量が多いので、計画的な勉強が必要だと思います。

 

合格したらアロマクラフト講座や親子向けのアロマ教室を開きたいです。
Kさん(自宅サロン主宰)

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Q.アロマテラピーインストラクター試験を受験したきっかけは何ですか?

アロマテラピー検定1級を取得し、さらに上を目指してみたいと思ったので。

 

Q.試験対策で難しかったところ、苦労したことは何ですか?また、それに対してどのような工夫をしましたか?

子育て、家事をしながらだったので夜しか勉強時間が取れず、勉強が進まなくて焦りました。勉強時間は夜11時くらいから1~2時間くらい、試験前の一週間は仕事と勉強を優先したいと家族にお願いしました。そのときは9時くらいから眠くなるまで勉強していました。

 

Q.今回の試験で難しかった問題は何でしたか?

脳の図があり大脳などの場所を問うものや、嗅覚の説明図から嗅球や細胞を問うもの、マクロファージについて老廃物を処理するのはどれか選ばせる問題などが難しかったです。一方、B細胞T細胞、精油、歴史の問題は簡単でした。まんべんなく出題されましたが、生理解剖学はきちんと理解していないと言い回しが難しいと答えがわからないのではないかなと思いました。

 

Q.アロマテラピーインストラクター試験に挑戦して良かったと思えることは何でしょうか?

資格を利用したさまざまな目標を持てたことです。インストラクター資格を取ったら、親子を対象にしたアロマクラフト作りや、趣味が広がる講習会を開きたいです。今回受かれば、夏休みの宿題になればと学校などを回って親子アロマ教室をしてみようと思っています。

 

Q.アロマテラピーインストラクターを目指している方、受験を考えている方に向けたアドバイスをお願いいたします。

受験される方には生理解剖学をしっかり学んで欲しいです。

 


アンケートに答えてくださった5人の方々には、アロマテラピーインストラクター試験を受験するそれぞれのきっかけや理由がありました。お仕事や家事との両立は大変そうですが、好きなことを学んでいると、勉強すること自体を楽しみながら試験対策に取り組めるようですね。また、試験問題に関しては解剖生理学分野のかなり高度な知識も求められているようです。試験対策に関してはヤマを張らずにコツコツと勉強をするのが大切だとわかりました。
これからも、確かな知識を持ちながらアロマテラピーを楽しみ、広めていける人がどんどん増えていくと良いですね。

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