最近、健康や美容の方面でよく見かける「チャクラ」という言葉。
運気や意識の目覚めなどにも関係し、”身体に備わるパワースポット”といわれているチャクラとは、
一体どんなものなのでしょうか。
監修◎寺尾夫美子 イラスト◎吉濱あさこ
Q1.チャクラってなに?
A.身体に備わっている、エネルギーの出入り口です。
私たちは、ふだん、呼吸や食べ物からエネルギーを取り入れていますね。実は、生命の働きはそれだけではなく、空間に存在するプラーナ(”気”のようなもの)も取り入れて、身体の機能や精神活動を維持しているのです。そのプラーナの取り入れ口のことを「チャクラ」といい、主要なものは、身体の中枢に 7つ存在します。
また、チャクラからは、自分自身の”気”も吐き出しています。サンスクリット語で「回転する輪」という意味のチャクラは、気やエネルギーが出たり入ったりしながら、循環している場所なのです。
Q2.チャクラは、自分で感じることができる?
A.はい。私たちは、チャクラを日常的に”体感”しています。
チャクラは、私たちの”動作”や”感情”に直結しています。
たとえば、高いところに行くと怖くなって肛門の辺りがきゅっとなるのは、尾てい骨にある生存のチャクラが活性化するから。好きな人を思うと胸がキュンとなるのは、愛を司る胸のチャクラが動いている証です。
このように、7つのチャクラはそれぞれ、私たちの内分泌系や神経そう(神経の束)と緊密に繋がり、肉体面や精神面、そして、意識の深い領域であるスピリチュアルな面にも関わっています。チャクラワークやチャクラセラピーなどを行うと、感覚がさらに研ぎすまされるでしょう。
Q3.チャクラとオーラって、ちがうの?
A.別のものですが、密接に関わり合っています。
7つのチャクラから出入りしているエネルギーは、肉体を縦横斜めに取り巻いています。それが、一般にオーラといわれるものです。
オーラは肉体の周りに層をなしていて、内側からエーテルボディ、アストラルボディ、メンタルボディ…*と広がってゆき、内側の方が波動が低く、外側に行くほど波動が高くなります。チャクラは、波動の精妙なオーラボティから波動の荒い肉体へと、段階的に波動を落とし、調整する役割も担ってもいるのです。
*エーテルボディ…肉体的なことに関わる *アストラルボディ…感情的なことに関わる *メンタルボディ…精神的なことに関わる
Q4.チャクラを活性化すると、どうなるの?
A.身体も心も元気に、”自分らしく”在ることができ、人間関係もよくなります。
チャクラが活性化すると、オーラボディに固まっていた恐れや抵抗などの古いエネルギーを、自身で感じ取りやすくなります。そのとき、その心と向き合い、許し、手放してゆくことで、身も心も軽やかになり、本来の自分らしさへと戻ってゆくことができます。
具体的な変化としては、身体面では、体調が良くなります。精神面では、怒り喜びなど感情を燃焼させることができ、後まで引きずりません。また、本来の自分自身へ近づくにつれ、埋もれていた才能や個性を発揮しやすくなり、自分や他人とのコミュニケーションもスムーズになって、良い関係性を築けるようにもなるでしょう。
ただチャクラを活性化するだけではなく、その後の”自分と取り組むプロセス”が、とても大切です。
☆セラピスト8月号には、あなたのチャクラ活性度を知る『チャクラ活性&バランス診断テスト』や、写真を見ながら1人でできる『誌上チャクラセラピー』を紹介しています。ぜひご覧ください!