セラピスト6月号第1特集では、「女性性を高める女神セラピー」を特集しています。女性性を高めるための方法は様々ありますが、ここでは、ウォーキングセラピストの多村亜希子さんに、ウォーキングや仕草により女性らしさを高める方法を解説いただきます。
取材・文◎小平多英子
気の巡りをよくし、気持ちが安定する
歩き方が美しくなると、自分の中に眠っている〝女性らしさ〟を楽しむことができるようになります。普段、何気なく行っている”立つ、歩く”といった日常の動作の中にも、女性性を高める方法があります。お金をかけなくても、ポイントを押さえて、ちょっと意識を変えるだけで、誰でもキレイに、美しくなることができるのです。
ウォーキングセラピストの多村亜希子さんは、「ウォーキングは運動になるだけでなく、気の巡りをよくしたり、気持ちを安定させることができます」と言います。姿勢が悪いと呼吸が浅くなりがちですが、姿勢を正して歩くと、呼吸が安定し自律神経も整うことから、心も安定するそうです。また姿勢を正して胸を開くことができれば、心も自ずとオープンマインドになり、他者とのコミュニケーションまで円滑になります。特に首から胸元にかけてのデコルテラインは、女性の身体のもっとも美しい部分なので、デコルテを開くだけで女性らしい美しさを表現できるのです。以下にウォーキングの基本動作と座り方のポイントを、良い例・悪い例あわせて紹介します。
動作ひとつで、こんなに変わる!
仕草美人を作る、ウォーキングレッスン
【歩き方】
腰が落ちた猫背の状態では、魅力も半減です。歩く時は、おへそからのラインを意識しながら、後ろ足を蹴り上げるようにします。上手に体重移動ができないとグラグラしてしまうので、重心移動のしやすい歩幅で。歩幅が広いと安定感が悪くなります。腕は、身体の脇から離すと男っぽくなるため、できるだけ身体に寄せて後ろにグッと引くようにすると美しい歩き方となります。
【イスに座るとき】
レストランなどで何気なく座る時も、美しく女性らしくありたいもの。ポイントは、やや斜めに体を傾け、つま先を多少開いて、足を前後させて左右のふくらはぎの間に隙間ができないようにすること。そうすることで、足を細く見せる効果があります。上半身は、軽く肘を曲げて胸を開きます。肩をすぼめて、足を広げてしまうと全体的にだらしのない印象を与えてしまうので注意しましょう。