【セラピー体験記 第16回】嗅覚反応分析の体験ワークショップをレポート!〔後編〕

投稿日:2022年7月28日

東京では初開催となったアロマハーブカレッジ ルクールさんのワークショップに潜入取材

『セラピスト』8月号でもご紹介した嗅覚反応分析。その面白さにすっかりハマってしまったセラピスト編集部のAが、8月号にご登場いただいたアロマハーブカレッジ ルクールの古閑ゆみさん、福島奈央子さんによる東京初開催のワークショップに潜入取材したレポートの後編です。

編集部Aが好きな順に並べ替えた嗅覚反応分析のボトル

さて、前編では、各自に嗅覚反応分析の結果が配布され、嫌いな香りの数=ストレス度というところまでをお伝えしました。

ちなみに、こちらが私の当日の嗅覚反応分析の結果です。
分析によっていろいろバレバレになってしまっていて恥ずかしいですが……。

「お手元のグラフに印をつけています。一番多いところに× 少ないところに矢印。多いところは今の自分に必要がなく、少ないところは不足しているので必要だと考えます。この、グラフの多い少ないから解き明かされる思考傾向を少しお話しします」

例えば
グラフのいちばん多いところ(×印)から分析すると……

左上……のんびりマイペース。お人好し過ぎて人のお世話ばかりしていませんか?
右上……分析好きで冷静で慎重。考え過ぎてネットサーフィンがやめられない
左下……明るく前向き。好奇心旺盛だけど飽きっぽい。衝動買いに注意
右下……情熱的で正義感が強い。自分の考えをゴリ押ししがち

このように、グラフの多いところ。少ないところから古閑さんはさまざまな分析をしていきます。

説明を聞きながら、参加者からは「当たってる〜!」という声が多数。
友人同士でグラフを見せ合い「ほらね〜!」などと笑いあうなど、嗅覚反応分析への興味もより深まった様子です。

4本の点を結んだグラフの形が正方形に近いほど、嗅覚反応分析では整ったバランスの良い状態と判断し、逆にいびつな形だったら、アロマや食事などでグラフを整えるように働きかけていきます。
理想とされる正方形のグラフに近づけるためにオススメのアロマ、食事、健康法などもシートに記されています。

さらに、この香りの好みは常に一定ではなく、体調などで変化していくとのこと。
「基礎体温と同じで、たくさんチェックしていくうちに自分の偏りが分かるようになってきます。するとセルフケアに役立てることもできますよ」と古閑さん。 また、通常の精油でも、普段お気に入りの香りがとても嫌だと感じるようなときには、自分に休息をあげる方が良いそうです。

16人分の嗅覚反応分析の結果が出るまでにかかった時間は、全員分を合わせても20分程度と本当にあっという間。だから、何かをやってみてBefore→Afterで「自分に合う・合わない」を即座に判断することもできるというわけです。

一通りのお話が終わると、質問受付&歓談タイムに。
古閑さんと福島さんが参加者の席を回り、1人ひとりの質問に丁寧に答えていきます。

また、イヴルルド遙華さんがプロデュースした開運サラダランチも登場! 目にも鮮やかなワンプレートサラダに、参加者は歓声を上げ、スマホで撮影をしてから口に運んでいました。

美味しいランチとデザート、驚くほど当たる分析に、参加者同士もすっかり打ち解け、楽しい時間が流れます。

そんな楽しいワークショップを締めくくったのはじゃんけん大会。
全員が一斉に古閑さんとじゃんけんをし、最後まで勝ち残った1人には素敵なプレゼントが手渡されました。

大盛り上がりのじゃんけん大会!

さらに参加者へもお土産が。
こふく茶のティーパックと半分の4本のブレンドアロマによる簡易嗅覚反応分析キットです。
「1カ月くらいは簡単な嗅覚反応分析ができますよ」とのことでした。

こうして、午前の部14人、急遽追加開催した午後の部16人の大盛況で、ルクールの初めての東京ワークショップは幕を閉じました。

ワークショップ終了後、古閑さんと福島さんにお話を聞くことができました。

元々はご近所のママ友だったお2人ですが、出産後に体調を崩しがちだった古閑さんがアロマに出合って健康を取り戻したことがきっかけで、2人でハーブやアロマなど植物の素晴らしさにのめり込んでいかれたそうです。
そして、この日のワークショップでも協力してくれたイヴルルド遙華さんに背中を押されたこともあり、「パートの主婦でも挑戦できる!」と、アロマショップを開業。
そこから、アロマハーブカレッジ ルクールの誕生につながりました。

古閑さんは嗅覚反応分析士 トレーナーのほか、IMセラピストインストラクターとAEAJ認定アロマテラピー インストラクター、さらに健康経営アドバイザーの資格を持ち、一方の福島さんも嗅覚反応分析士 インストラクター、IMセラピストインストラクター、JAMHA認定ハーバルセラピスト、ICAA認定メディカルアロマセラピストの資格を持っています。

「2人で足りないところを補い合いながらここまで来ることができました」と語るお2人の様子からは、お互いへの強い信頼と堅い絆が感じられ、本当に素敵です。

「子どもが小さいうちは子育てを優先したかったのよね」というお2人。
そのため、嗅覚反応分析士になったときには古閑さんの息子さんは中学生、福島さんのお嬢さんは高校生。ご自身のお子さまの幼少時の子育てに嗅覚反応分析を活用、とはいかなかったそうです。
ですが、立派に大人になった今でも、それぞれにピンチのときなど、嗅覚反応分析のボトルを並べた写真だけをLINEで送ってきたりするそう。
「思春期の難しい時期でも、その後、親離れをした後でも、嗅覚反応分析はあくまで分析なので、余計な感情を挟まずにアドバイスできるんですね。それが逆に親子双方にとって良いのかもしれないです」
確かに、血のつながった親子だからこその、客観的になりきれないゆえの感情のもつれやバトルは子育ての「あるある」です。
言葉でうまく気持ちを伝えられない乳幼児期だけでなく、反抗期や子育てが一段落した後までも、嗅覚反応分析は大切な家族を守るために活用できるツールだということが分かりました。

さすがに健康経営アドバイザーの資格もお持ちだけあって、古閑さんのお話は、温かみがありながらもとてもロジカル。
「なんでそうなるの?」という疑問を追求したいタイプだとおっしゃる古閑さん。そんな古閑さんのスクールへ嗅覚反応分析を学びに来られる方もやはり、“アロマで癒されたい”よりも理論を学びたいタイプの方が多いそう。
また、ルクールは地元医師会主催の健康フェスタに、「この理論ならぜひ!」と、2年連続出展を果たしています。それも、他の顔ぶれは医療関係者ばかりで、唯一の癒し業界からの出展者だったそうです。

「私たちのところに嗅覚反応分析を学びに来る方には『アロマやハーブには全然興味ないです』と断言される男性も多いですね。カウンセリングでアロマやハーブをオススメしても『女子どもがやることだ』のような反応をされてしまったりして……。そこで、アロマやハーブの代わりに、もっと誰にでも受け入れやすいものができないかと思って作ったのがこふく茶だったんですよ」

目的は、お客さまの心身のお悩みを解決すること。そのためには、従来の伝統的なアロマテラピーやハーブだけにこだわらず、嗅覚反応分析やオリジナルのお茶などもどんどん取り入れるーーそんなお2人の姿に、セラピストの原点を見た思いのする取材となりました。

ワークショップを終えたお2人に、この日は裏方に徹していたイヴルルド遙華さんから、サプライズでそれぞれのオーラカラーのドリンクがプレゼントされました!


〔講座詳細〕
講座名:開運サラダランチと香りのワークショップ 嗅覚反応分析で知るあなたの心と体の状態」
主催:アロマハーブカレッジ ルクール https://lecoeur9.amebaownd.com/
取材協力:イヴルルド遙華 https://www.ineori.com/
開催日時:2022年6月17日(金) 11:30〜 / 13:30〜
会場:自由が丘 L’attache(ラターシュ) https://lattache-gu.com/

セラピーの種類:嗅覚反応分析
セラピーのレベル:初級
セラピーの先進性:最先端
セラピーを活用できる場所:サロン、自宅(オンライン)
体験者:セラピスト編集部 安福


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