お客さまの肉体的、心理的プライバシーを守る役割を果たすタオルワーク。これにいかに心を配れるかによって、お客さまの満足度、ひいてはトリートメントの効果まで変わってきます。
そこで、お客さまの満足度を高めるために、タオルワークのテクニックを「PRIMAVERA ORGANIC SPA TOKYO」セラピスト・石田淳子さんが解説します。
取材・文◎かどさとこ
そこで、お客さまの満足度を高めるために、タオルワークのテクニックを「PRIMAVERA ORGANIC SPA TOKYO」セラピスト・石田淳子さんが解説します。
取材・文◎かどさとこ
足枕・膝枕の作り方
(1)ベッドの上に敷いたり、お客さまに掛ける大判のタオルを使用する。必要に応じてすぐに使えるように、ベッドメイキングの際に用意しておくのがよい。作り方は、まず横半分にキレイに折りたたむことからスタート。
(2)折って細長くなったタオルを縦に二等分にして折りたたむ。後で巻きやすいよう、タオルの縁と縁、角と角はなるべくきちんと合わせておく。
(3)折り目の輪になっている方から、タオルをぐるぐると巻いていく。あまり緩くならないように加減を見ながら。この時も余計なシワなどができないように、気をつけながら丁寧に。
(4)巻き切って終わりの部分を下にすれば足枕と膝枕、どちらにも使えるボルスターが完成。ひとつに両足を乗せてもいいが、ふたつ用意して、左右の足に別々に入れてあげる方が、トリートメントの際に扱いやすい。
トリートメント時における足枕・膝枕の使い方
足枕や膝枕は、お客さまにより心地よい姿勢でトリートメントを受けていただくための重要な要素。寝ていただいた時の姿勢を観察し、浮いているところ、緊張しているところがあったら、ぜひ使用しましょう。
足枕は、特にうつぶせ時に足首が浮いてしまうお客さまによりリラックスしてもらうために有効です。足の下に直接ではなく、お客さまの下に敷いているタオルの下に入れるようにします。まずは下に敷いたタオルで足をくるみ、両足をしっかりと包んだら足首を支えて持ち上げ、足首のちょうど下にくる位置に足枕を置きます。この時、足の位置がずれるので、足を引っぱるようにストレッチして整え、手を離す際に足裏のツボを軽く刺激します。
足枕で使ったものをそのままにして仰向けになっていただけば、位置を多少整えるだけで膝枕になります。膝枕は股関節や仙骨を緩めるので、腰に緊張があるお客さまには特に有効。
トリートメント前には足枕や膝枕は要らないと言われたお客さまでも長時間同じ姿勢でいるとお疲れが出ることがあります。モゾモゾと動き出すなど変化を感じたら、すかさず声をかけ、ご要望をうかがって、足枕・膝枕を入れるようにしましょう。
足枕は、特にうつぶせ時に足首が浮いてしまうお客さまによりリラックスしてもらうために有効です。足の下に直接ではなく、お客さまの下に敷いているタオルの下に入れるようにします。まずは下に敷いたタオルで足をくるみ、両足をしっかりと包んだら足首を支えて持ち上げ、足首のちょうど下にくる位置に足枕を置きます。この時、足の位置がずれるので、足を引っぱるようにストレッチして整え、手を離す際に足裏のツボを軽く刺激します。
足枕で使ったものをそのままにして仰向けになっていただけば、位置を多少整えるだけで膝枕になります。膝枕は股関節や仙骨を緩めるので、腰に緊張があるお客さまには特に有効。
トリートメント前には足枕や膝枕は要らないと言われたお客さまでも長時間同じ姿勢でいるとお疲れが出ることがあります。モゾモゾと動き出すなど変化を感じたら、すかさず声をかけ、ご要望をうかがって、足枕・膝枕を入れるようにしましょう。
(1)うつぶせ時に足が浮いてしまうお客さまに、足枕は特に有効
(2)下に敷いたタオルで両足をくるむ
(3)両足を持ち上げ、足首の下にくるように足枕を入れる
(4)くるんでいたタオルを、足枕の上にかぶせるように広げる
(5)足裏のツボを刺激しながら、正しい位置に足を移動させる
【タオルワークの技術をセラピーネットカレッジで学ぶ】
講座名:石田淳子の施術効果を高める「タオルワークテクニック」